世界陸上2007大阪 男子マラソン沿道で応援


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昨日は、世界陸上の男子マラソンを沿道で応援しました。
テレビで観戦するのもいいけれど、ほんの少し早起きして、2,3駅電車に乗るだけで
選手たちを応援することができました。
写真は、玉造筋で撮影したものです。12キロ付近を通過の様子です。
この暑さです。沿道に立っているだけでも汗が流れ、しんどく感じます。
選手たちにとって、過酷なレースだったでしょう。
折り返して、31キロ地点手前で応援していると、
目の前で走るのをやめる選手が何人かいました。
歩き出した選手には、余計応援の声が大きくなります。
身を乗り出して、「がんばって!」と声をかけます。
私だけでなく、応援している人みんなが同じように、真剣に励まし、声援しています。
どうしてなのか?
今、走るのをやめたけれど、ここまでがんばって走ってきた姿を見ているからです。
人は、がんばっている人を応援したくなります。
それは誰でも同じような経験があるからです。
がんばったこと。そして、立ち止まったこと。
誰でも大なり小なり経験しています。
沿道で応援する私たちの誰もが、
世界クラスのマラソン・ランナーのコーチになった瞬間でした。
人は、すべて人のコーチになる。
自分以外のすべての人が、自分のコーチになる。
人生のいろんな場面で、誰かのコーチになったり、誰かにコーチをしてもらったり。
そうやって、私たちはお互いにつながり、影響しあって生きているのだと実感しました。
テレビで応援していても気づかない。
体験から得る気づきに勝るものはありません。

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