地学的思考のおもしろさ 『スローシンキング』 


“「回り道」を「近道」に変える、地学的思考の力”という
サブタイトルに惹かれて読んでみた『スローシンキング』。
高校時代、どちらかと言えば、“地学” はマイナー・イメージの強い教科でした。
マイナーだけれど、授業は面白かったような記憶があります。
地学の先生は個性的な人で、
先生のこのフレーズだけはいまだに憶えています。
「君、太陽。僕、地球」
地学は、地球や宇宙、自然科学や地球科学の分野です。
高校の時はあまり興味がありませんでしたが、今はとても興味のある分野です。
この本は、地学の観点から、
物事の捉え方や考え方をわかりやすく関連づけて書いてくれています。
例えば、
グラフの目盛りも読み取り方ひとつで、
ケタ違いのスケールの真実が見えてきます。
また、地球温暖化についても、
宇宙が誕生して137億年、地球が誕生して46億年、
というスケールから捉えてみると、全く別の考え方もできるのには驚きました。
近視眼的だった自分の世界と考え方がぐんと広がります。
すぐに結果を求める風潮が強いように感じる現代、
身近な物事に疑問を持って、いろんな見方で考えることは、時間の無駄、
生産性が低い、効率的でない・・・回り道のように思えるかもしれませんが、
自分で考える力を蓄積していく大切なプロセスであり、
結果的には近道に変える力となるのだと思います。
私自身、受験勉強で暗記したことはほとんど忘れてしまいましたが、
懸命に自分で答えを出そうと考えたことの積み重ねが、今の私の
考える力となっているように思います。
暗記はその場限りでも、自分で考えたことは一生ものです。

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