価値あるものかどうか


お金のいらない国
短時間で読める小説です。
短時間で内面の奥深くに響く小説です。
今まで何の疑いもなく、ある意味、妄信していたお金の価値観。
それを目に前にポンと取り出して、「それ、見てみな」と言われたそんな感覚です。
登場人物のひとり・紳士の言葉です。

「あなたの今されている仕事が、本当に価値のあるものかどうかを判断する、簡単な方法をお教えしましょう。仮に社会からお金というものがなくなり、その仕事によって報酬を得られないとしても、自分がその仕事をすべきだと思うかどうかです」

この本の中の世界では、
「仕事=お金」ではなく、「仕事=社会への奉仕」です。
今、社会全体の価値観を見直す大きな分岐点に差し掛かっているように感じます。

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