ものさしを振り回していませんか?
長く仕事で通っている総合病院の近くに、小さなお寺があります。
お寺の前の掲示版には、いつも心に響く素敵な言葉が貼られていて
それを見るのが楽しみにひとつになっています。
数か月前のもので、今もずっと私のなかにあり、繰り返し思い出す言葉をご紹介します。
「自分のものさしで問うのではなく
自分のものさしを問うのです」
「で」と「を」のほんの一字違い。
たったそれだけなのに、目が覚めるほどハッとしました。
シンプルだけれども、深く広がりのある言葉です。
自分の思い込みや価値観のものさしで、物事や相手の言動を判断していないか?
自分が正しいと思い込んでいないか?
何か引っかかることがあったり、滞っているときほど
自分のものさしを問う習慣をつけていきたいものです。
自分がものさしを持っていることに気づく。
まずは、そこから始めるのがよいかと思います。
ものさしの存在に気づいていないことも多いからです。
自分のものさしを振り回していませんか?
そんな自分を想像してみてください。
私は過去に数知れずあります・・・
相手に対して私は自分のものさしで問うていたのが思い出されます。
自分のものさしを振り回して、疲れるのは、しんどいのは、結局のことろ、自分自身ですね。
自覚しているもの以外にも、たくさんあるのは間違いありません。
恥ずかしいのを通り越して可笑しくもあります。
そんな過去の自分を思いきり笑い飛ばしてサヨナラして、今から始めましょう!
あっ、このお寺には、こんな言葉もありました。
「人生にはリセットボタンはないけれど
スタートボタンは何回でも押せるんですよ」
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