ハウルの動く城


DVDでやっと観ました『ハウルの動く城』。
劇場公開されている時は、なぜか興味がありませんでした。
キムタクがハウルの吹き替えと聞いても、ふ~ん、その程度の反応でした。
スタジオジブリ作品では『ホーホケキョ となりの山田くん』でさえ、映画館に足を運んだ私なのに、
ハウルをどうして観に行かなかったのか、今さらながらに不思議です。
お城の中での食事シーン。
チーズを見た瞬間、『アルプスの少女ハイジ』のチーズだ!うれしくなりました。
一気に童心に返りました。
宮崎作品は、いくつになっても楽しめますし、愛や勇気、平和など、
さまざまなメッセージを発信してくれています。
若くても狭い世界に自分を閉じ込めていたソフィー。
90歳の老婆の姿に変えられ、狭い世界から自分を解放し自由になり、
いきいきと行動する姿に、こんな言葉が重なりました。
「80歳を過ぎたら、もっといろんなものが見えてくる。」
荒地の魔女役の美輪明宏が、あるテレビ番組で言っていた言葉です。
90歳のソフィーの言動や美輪さんの言葉に、年をとることが楽しみになってきました。
80歳の私~好奇心を持って想像します。
80歳の私には、どんな世界がみえるのだろう、と。

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