犬と子どもの距離


実家の愛老犬ルルは、
甥っ子が近寄ると牙を剥いて威嚇します。
だから、ルルを撫でることもできない状態でちょっと可哀想。
甥っ子の不安定な動作や、突然大声を発してテンションが上がる様子に、
いつ何時、災難が降りかかってくるかわからないのが嫌なのでしょう。
赤ちゃんの時はこんな感じでした。⇒ 2005年の日記 『ケンカ別れ』
しかし、甥っ子が成長するにつれて、
ルルと甥っ子の距離が狭まってきているのも確かです。
甥っ子の動きがだんだん落ち着いてきたのをルルも感じているようです。
そして、今年のお正月は明らかに違いました。
寝ているルルの側に近寄って、
甥っ子 「触ってもいい?」
ルル  「・・・・・・」 (近寄っても逃げ出しません)
甥っ子は、牙を剥いて威嚇されるかもしれないと不安げでしたが、
勇気を出して、寝ているルルの背中を撫でました。
まるで大切なものに触れるかのように優しく~。
老犬ルルの背中を優しく撫でる甥っ子は、ひとり言のようにそっとささやきました。
「ルルにも骨がある・・・」
私は何ともいえない穏やかさと、静かで深い喜びに満たされことは言うまでもありません。

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