2008年

切り離さない、距離を置かない


仕事や職場での問題や悩みというのは、誰にでもあります。
コーチングでは、クライアントさんが頻繁に取り上げるテーマでもあります。
クライアントさんが自分の持っている問題や悩みを話す時、
どんな話し方をしているのかがとても大切です。
たいていの問題や悩みには、人間関係が絡んでいます。
部下であったり、チーム内のメンバーであったり、お客さまであったり・・・
たとえば、部下との関係や部下自身に問題を感じているとします。
部下との関係に問題意識を持っていたり、悩んでいるのは、
上司であるクライアントさん本人です。
しかし、部下自身が問題であるかのように扱い、対象化する。
クライアントさん自身と切り離して話す、距離を置いて話す、ということがよくあります。
クライアントさん自身は、蚊帳の外。
まるで、自分自身を部外者のように、
その状況や環境の中にいないかのように扱います。
その状況や環境の中にいるから、
クライアントさんにとって問題や悩みとなっているはずなのですが。
その状況や環境の中に、自分を置いてみて、
どう見えるか、どう感じるか、が大切です。
その中に、自分を置いてみて、外からでも、上からでも、
もう一人の自分の目で見てみましょう。
その中に、あなたが不在だと、見えるものも見えないですし、
感じるものも感じ取れないのです。
あなた自身が、どうあるのか?
自分自身を切り離してしまうと、問題を解決する遠回りになってしまいます。


“決意”は、“準備”が整った証


私のコーチとしての主軸の仕事は、パーソナル・コーチングです。
パーソナル・コーチングとは、個人個人とコーチングの契約をし、
最低3ヶ月は、その人の仕事やプライベートでの達成したいことや変化を起こしたいことなど、
コーチングというコミュニケーションでサポートしていく、というものです。
コーチングを受ける人を、「クライアント」と言います。
クライアントさんは、自分で決めたことを、次のコーチングまでに実践します。
決めたことを実践する。
これを、“宿題”と呼ぶクライアントさんもいらっしゃいます。
何人ものクライアントさんが、同じ言葉を口にします。
それは・・・
「不思議なんですよ。
 浜端さんと宿題を約束すると、その宿題に必要なことが現実に起きるんです」
私が無理やり宿題を出しているわけではありません。
何をするのか決めるのは、常にクライアントさんです。
クライアントさん自身が、
「これをやってみよう」
「これだったらできる」
「心から取り組みたい!」
「かなりのチャレンジだけれど、やってみるか!」
人それぞれに、みなさん自分自身で決意するのです。
もちろん、自分の決意に対して、尻込みする時もあります。
しかし、コーチが決めたことでなく、自分で決めたことです。
尻込みしても挑戦してみる。
それが決意です。
決意は、クライアントさんの準備が整った、ということです。
準備の整った人には、必要なことが事実として起こります。
決意は、必要なことを引き寄せます。
今までのコーチとしての経験からの法則です。


JRおおさか東線が開通


3月15日、JRおおさか東線が開通しました。
http://www.jr-odekake.net/eki/2008spring/
徒歩15分以内の最寄り駅が、なんと5駅に増えました!
今までは、大阪・梅田へは、近鉄とJRの両方を使っていましたが、
JRおおさか東線が開通したので、JR一本で大阪駅まで行けるようになりました。
交通費も節約になるので、ありがたいです。
(これが一番うれしい♪)
早速、15日の開通当日に乗車しました。
当たり前だけれど、駅が新しくて気持ちいい~。
ホームでは、電車の到着を待つ人みんなが、キョロキョロしています。
新鮮なものを見る時、人の表情って、おもしろいですね。
車窓からの風景も、今までと違います。
全員観光客かい?というぐらい、乗客全員が、外の風景に見入っています。
あっちが、どこどこ。
こっちが、どこどこ。
方角を確かめるように、
今いる位置を確かめるように、誰もがキョロッキョロッ、キョロッキョロッ。
老いも若きも、音が聞こえてきそうなぐらい、
♪キョロッキョロッ
♪キョロッキョロッ
カエルみたい。電車の色も黄緑。
電車に乗るという行為に、こんなにも新鮮さを感じるのですね。
私だけでなく、み~んな、感じてるのですね。


夜空に輝く月や星を美しいと感じるために・・・


昨晩、夕食に食べたものにあたったのか、
夜中から明け方まで、腹痛と吐き気に苦しみました。
今日どうしても参加したいイベントがあったので、
「大丈夫!朝には治っている!」と自分に言い聞かせ、
腹痛の大波がやって来る合間に、しっかり眠りました。
今朝起きて、胃の具合はあまりよくなかったですが、
体調はまずます。
朝からよく晴れていました。
快晴だと、体調もよくなってくるような気になります。
イベントに参加。
すがすがしい気分での帰り道。
ふと夜空を見上げてみると、
真上に、月齢7.81の月がくっきりと明るく輝いていました。
こんな月でした。↓
今日の月  http://moon.jaxa.jp/ja/today/index.html
※月齢カレンダーで3月15日の月を見てください。
月のまわりには、たくさんの星が輝いていました。
子ども時代を過ごした和歌山では、星空をいつも眺めていたけれど、
大阪で、こんなにはっきりと星を見たことって、今までにあっただろうか?
首が痛くなるほど真上を見上げながら、
私の心も、私を包む夜空も、晴れています。
    
       晴れ=幸せ
どこからともなく、感謝の気持ちがわいてきました。
今朝まで苦しみもがいていた食あたりさえも、
今夜の夜空に輝く月や星を美しいと感じるために、
用意されていたことのように感じます。
苦痛は生きていることを感じさせてくれます。
生きていると感じるから、夜空も美しいと感じます。
いろんなことを感じ取ることで、気持ちが満たされていきます。


医療に関わるすべての人に観てほしい映画 『潜水服は蝶の夢を見る』


フランス映画 『潜水服は蝶の夢を見る』は、さまざまな視点をもって観ることができる
すてきな映画です。
さいだねブログでも書いています。
生きることそのものが“さいだね” 『潜水服は蝶の夢を見る』
http://d.hatena.ne.jp/saidane/20080311/p1
この映画は、コミュニケーションという視点から観てもピカイチではないでしょうか。
主人公は、ある日突然、脳梗塞で倒れます。
全身麻痺。
動くのは左目のみ。
左目の瞬きだけで、コミュニケーションします。
そして、一冊の本を書き上げます。
映画の映像の大部分が、主人公の目に映る映像、
左目のみの映像で展開していきます。
意識は明確だけれど、身体が動かない人の心の動きがよく分かります。
ほんのちょっとしたこと、些細なことが、本人にとっては、ものすごく大きいことだったり、
楽しみを奪われることだったりします。
本人と、医療者など周囲の人とのコミュニケーション・ギャップが存在します。
と同時に、言葉でコミュニケーションできなくても、確かに心が通じ合うのです。
医療者の関わりは、とても大切だと思いました。
根気よくリハビリをし、少しずつ少しずつ身体機能が回復していきます。
そこには希望があります。
しかし、次の瞬間には、死が待っている、という現実もあります。
医療者は、ただ手が動くように、足が動くように・・・
患者の身体機能向上のためだけに、患者と関わるのではないのです。
患者の人生、生きる喜びに関わる人たちなのです。
たとえ、死が待っていようとも。
患者の目線で見てみると、今までと違った何かが見えてくるでしょう。
理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、看護師、医師・・・
医療に関わるすべての人に観ていただきたい映画です。
映画 『潜水服は蝶の夢を見る』
http://www.chou-no-yume.com/main.html


いらっしゃい!キッズgooの子どもたち


このホームページのアクセス解析を見ていると、
多方面からアクセスされているのがわかります。
いろんなところから、このホームページを訪れてくれています。
そのなかでも、キッズgooから訪れてくれているのは、
とてもうれしいです。
キッズgoo  http://search-kids.goo.ne.jp/
子どもたちも見てくれているんだ!
子どもが見ても大丈夫、健全なサイトに該当するのだと勝手に解釈しています。へへっ。
そういえば、職場など規制のかかっているパソコンからでも、
このホームページには入れる、と友人から聞いたことがあります。
これからも、
誰にでも訪れてもらえる、
みんなの心に光の部分を広げていってもらえるような、
ホームページにしていきたいと思います!


チロルチョコのDECOチョコ


ああ~! なつかしの味、チロルチョコ。
“昭和”の時代を象徴するお菓子です。
ノスタルジックなチロルチョコ。
おお~! とっても進化しています♪
包装のデザインを、自分好みに作れます!
DECOチョコ   http://www.decocho.com/
物欲のない私ですが、このサイトを覗くたびに、注文したくなります。
チロルチョコだけあって、お手頃価格。
なんといっても、自分でカスタマイズできる、という部分が魅力的なのです。
誰に贈ろうか?
何のために作る?お誕生日のお祝い?記念品?
どんな写真がいいかな?
あれこれ考えるプロセスも楽しいです。
それに、自分だけのオリジナル・チロルチョコができます。
古いけれど、新しい。
アイデアひとつで、既存商品が新商品を生み出します。
ああ~!あなたも注文したくなるぅ~。
もいっちょ、クリック!!
デコチョコ  http://www.decocho.com/


新入社員が入ってくる前に


先日、ある講演会に行ってきました。
4年ほど前、その講演者のセミナーを受講したことがあります。
この4年の間に、ご自身のスタイルをしっかり築かれていました。
以前、話されていた内容も、今回、さらに理解が深まりました。
わかりやすく伝える。
より一層、磨きがかかっていました。
4年の間に、私の受け取る力もついているのではないだろうか?
講演者と聴く側の私。
お互いに成長しているようにも感じました。
企業では、もうすぐ、新入社員を迎える時期です。
新入社員が入ってくる前に、
昨年の春、入社した社員に目を向けてみましょう。
この1年間で、ぐんと成長していませんか?
はじめはできなかったことが、できるようになっていませんか?
新入社員が入社してくる前に、
彼らの変化や成長をしっかり伝えましょう。
「成長したね」
これでは、何がなんだか言われるほうは、よくわかりません。
「○○の仕事は、△△さんに安心して任せられるよ」
信頼している、認めている、そのことを伝えましょう。
新入社員が入ってくる、その前に、この1年の成長を伝える。
あなたが、ちゃんと見ていたことを伝える。
1年間の成長を伝えるとしたら、
新入社員が入ってきてからでは遅い。
新入社員と比べての言葉だと、なお良くない。
言われる側はうれしくないし、受け取りたくない。
上司の立場なら、
伝える内容のみを考えるのではなく、
伝える時期も考慮する人であってほしい。
あらゆる視点から、人も物事も見れる人であってほしい。


コーチング研修と個人コーチング


ある総合病院での看護師さん対象のコーチング研修を終えました。
私にとって、学びの詰まった約1年間の研修となりました。
私のコーチとしての活動の主軸は、個人コーチング(パーソナル・コーチング)です。
クライアントさんとの1対1でのコーチングは、
クライアントさんの変化を見逃すことなく、定期的に継続してサポートすることができます。
そしてなによりも、クライアントさん自身が、より早く、より確実に、成果を上げることができます。
それが、個人コーチングの特徴です。
コーチングから最大限の効果を得られるのは、個人コーチングだと私は考えています。
コーチング研修は、受講者が、コーチングというコミュニケーションのスキルを
身につけるために学ぶ、というスタンスにどうしてもなりがちです。
1日や2日の研修では、コーチング・スキルの知識は得られますが、
自分のものにするところまではなかなか行かないのが現状です。
今回、病院での研修は、毎月の定期的な集合研修と個人コーチングを組み合わせ、
受講者の変化に焦点を当てながら進めてきました。
看護師さんたちの外側の変化としてのコーチングのスキルだけでなく、
看護師さんたちの内側からの変化も大切に扱ってきました。
そして、1日2日でなく、約1年という長丁場。
毎回、楽しく学び、思いきってチャレンジしてもらう場にしようと決めていました。
コーチング研修が始まった時と、研修を終えた時では、
みなさんそれぞれの変化に胸が熱くなりました。
私は、個人コーチングを通して、多くのクライアントさんの変化を見てきました。
個人コーチングで、私が見てきたクライアントさんの変化に至る要素を、
コーチング研修にもアレンジして、プログラムをつくっています。
一人ひとりを十分にサポートするいちばんの方法は、個人コーチングです。
その個人コーチングで得たクライアントさんの行動や心の変化に至る要素を、
コーチング研修に反映させ、継続的に、長期間に渡ってサポートしていくことで、
外と内からの変化をつくることは可能だ、とあらためて実感しました。


金子みすゞ記念館


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山口県に出張。
せっかくなので、温泉に1泊して、秋吉台や秋芳洞を観光しました。
(この日記でも、秋吉台の山焼き前の写真をアップしました)
ちょっと遠いけれども、かまぼこで有名な仙崎も訪れました。
訪れたのは、金子みすゞ記念館。
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/index.html
写真は、記念館向かいに、かまぼこの板で作られたモザイク壁画です。
『星とたんぽぽ』の詩が書かれています。
詩はこちらをご覧ください。↓
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/cllumn_050510.html
ほんとうに大事なことが、シンプルに表現されています。
今、二十歳ぐらいまでの人なら誰でも、金子みすゞのことを知っています。
学校の教科書に載っているそうです。
私は知らない世代。
少しだけ知った今、もっともっと知りたくなりました。
金子みすゞの童謡集を読み始めたところです♪
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集


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