書店での対応 


ある雑誌を探しに書店に行きました。
ほしい雑誌が見当たらなかったので、店員さんに置いてあるかどうか尋ねました。
店員さんは、端末で調べ始めました。
まだかな~。
他の書棚をブラブラと見ながら、待っていました。
まだかいな~。
そんなに時間かかる???
まだパソコンを触っているから、もうちょっと待ってみよう。
あきらめか、仏のこころか。
やっとこさ、店員さん
 「 お待たせしました。
  お尋ねの雑誌は、一般に流通しているものではなく、
  企業が年間契約で購入する形式の雑誌のようです」
あっ、そうなんだ。
そういう雑誌なんだ。
小さな書店には置いてないから、大きな書店にはあるかと思って、
今回、尋ねてみたけれど、そういうことだったのです。
私は、その雑誌が、“あるか、ないか”を訊いただけなのに、
“ない理由”を調べて、伝えてくれたこの店員さんに感謝しました。
もし、「置いてないです」と対応されていたら、
あと何軒か書店を渡り歩いていたはずです。
そして、「ない理由」をやっと知って、
店員さんのことを“親切でない人”扱いしていたかもしれません。
少しぐらい待たされても、すっきり納得のいく対応をしてくれるほうが、
先々のことを考えると、私にとっては、とても嬉しい対応でした。
相手の先のことまで考えて対応する。
ここで「ないです」と答えたら、この人は、次にどういう行動をとるだろう?
自分の言動が、この先、どんな影響を与えるだろう?
最近、おろそかになっていました。
意識しようと思います。

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