正解がある、という思い込み ~看護師コーチング研修 9
仕事でもプライベートでも、あらゆる日常の中で、
私たちは次の行動を起すための基準のひとつとして、
これは正しいか間違っているか?善いか悪いか? 星の数ほど判断を下しています。
意識して決断している時もあれば、無意識の時もあります。
正誤や善悪という判断基準は、
誰もが同じ基準を持っているものだ、と一般化してしまいがちです。
そして、正しく善いことが、正解だと思い込みがちです。
学校での試験では必ず正解があったので、
いつでもどこでもどんなことでも、世の中には正解があるような錯覚に陥ります。
長い年月をかけて、私たちはどこかに正解がある、誰かが正解を知っているはずだ、
とインプットしてきました。
仕事では、正確さや正解を求められます。またそれが必要です。
と同時に、正解のない不確実な物事も存在するという現実にもぶつかります。
正解ってないのじゃないかな?と心の片隅で思いながらも、正解を探します。
正解は必ずある、という思い込みを、
答えが出ないときもある。
正解はひとつだけじゃないこともある。
私の考えと他の人の考えが同じこともあれば、違うこともある。
というふうに、自分の思い込みをちょっと違う角度から見てみると、
物事を柔軟に、発想豊かに、そして気楽に、捉えることができるのではないでしょうか。
思い込みなく生きる、という思い込み。
この思い込みも違う角度から見てみるとおもしろいかもしれませんね。
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