気持ちのよい場所 ~熊野本宮大社・玉置神社
先日、和歌山県・熊野本宮大社を参拝しました。
生まれも育ちも和歌山県の私ですが、今回、初めて熊野本宮大社を訪れました。
交通手段の限られた山奥、なかなか行きにくい場所です。
今回は、職業柄、和歌山県内で行ったことのない土地はない!
という友人に車を出してもらい、快適で楽しい旅になりました。
この参道、石段を登ったところに社殿があります。
熊野本宮神社は、とても穏やかでやさしい空間でした。
伊勢神宮の静謐さとはまた違った空気に包まれます。
120年前の水害で流される前までは、
この大鳥居の向こう 大斎原(おおゆのはら)に、今の8倍の規模の社殿が鎮座していたとのこと。
今は、広々とした大地がひろがっているだけですが、
大斎原もおおらかで気持ちのよい場所でした。
熊野本宮大社から約1時間、奈良県十津川村にある玉置神社も参拝しました。
この神社も簡単に行ける場所ではない、玉置山標高1,000メートルに社殿があります。
写真で見ると、色も剥げ落ちて古びた感じの社殿ですが、
実際に行ってみると、何千年もそこにある山の樹々と社殿が、
同化しているように感じました。
社殿や大木・・・森全体に、優しく包み込まれる、抱かれているような感覚になります。
だんだんと霧が出てきて、マイナスイオンをたっぷりと浴びながら、
心地よく、ゆっくりと歩きまわりました。
熊野本宮大社、玉置神社、どちらも、他では味わえない、やさしい神社でした。
神社は、その土地とつながっているのでしょうね。
なかなか行かれない熊野の地を訪れることができたことに感謝し、
また、今、住んでいる土地にも感謝して、毎日を丁寧に生活していこう、
あらためて誓いました。
コメントを残す