2007年

浅田次郎 『珍妃の井戸』


『鉄道員(ぽっぽや)』 
『壬生義士伝』 
『地下鉄(メトロ)に乗って』
最近、映画化される作品が多い人気作家の浅田次郎。
はじめて浅田作品を読みました。
ベスト・セラー作品『蒼穹(そうきゅう)の昴』ではなく、その続編の『珍妃(ちんぴ)の井戸』です。
正統派なら『蒼穹の昴』を読んで、『珍妃の井戸』と読み進めていくのでしょう。
デザートを食べた後にメイン・ディッシュ食べるようなもの、と言われそうですが、
たまたま『珍妃の井戸』を借りたので、順序に関係なく読んでみました。
(メイン・ディッシュはまだです。。。)
義和団事件後の清朝最末期・紫禁城で珍妃を殺害したのは誰なのか?を軸に
人間模様が展開していきます。
読ませるのがうまい!
作品の世界にどんどん引き込まれていきます。
『蒼穹の昴』と比べると、それほどでもないと耳にします。
しかし、久しぶりに小説を読んだなぁーという気分に浸れました。
私としては大満足でした。
あっ、浅田作品はじめてではありませんでした。
写真と物語の『民子』を読みました。
ペットフードのCMだったあの猫の『民子』です。
しんみり、じんわり、そっとあたたかい・・・『民子』も好きな作品です。


スヌーカー(Snooker)


「スヌーカーの選手としても活動」・・・ある本の訳者紹介に書かれてありました。
スニーカーでもなく、スヌーピーでもなし。
“スヌーカー”とは何だろう?
調べてみると、ビリヤード競技の一種とのこと。
イギリスでは盛んでプロ選手もいるようですが、
日本のスヌーカー人口はまだまだ少ないようです。
スヌーカー  ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC
イギリスといえば、クリケットも盛んですね。
スヌーカーとクリケット。どちらも棒(?)を使った球技です。
イギリスのお国柄と関係あるのでしょうか?
スポーツを歴史的な観点で調べてみるのもおもしろそうです。


今年の手帳


ここ3年、同じタイプの手帳を使ってきました。
今年は替えてみました。
といっても、同じタイプの少し大判です。
昨年までの手帳はちょっと小さめだったので、
その日することは別のA4サイズのスケジュール帳を使って管理していました。
この小さめの手帳とA4サイズのスケジュール帳を合体させたものが、今年の手帳です。
特注のオリジナル手帳ではありません。私の合体イメージに合った既製品の手帳です。
今年の手帳は、その日することを書き込む欄が今までの半分になりました。
実はそれが狙いだったのです。
その日することをたくさん書き出しても、できない日がほとんどでした。
そんな日が続くとどうなるか?
達成感もなければ、充実感も得られないのです。
「明日はこれだけは確実にやろう!」と決めて前日に書き込むと、スムーズにいくようになりました。
書き込む欄が少ないと、優先順位が明確になります。
もちろん、毎日すべて予定通りにはいきませんが、小さな達成感と充実感があります。
ちょっとしたパターンを変えるだけで、気持ちまで変化します。
小さな変化の積み重ねから、大きな変化がうまれるかもしれません。
小さな変化、侮ることなかれ。


サービスを変える 『ビリーフ』


先日、ある会に出かけたら、日時を間違っていてその会は前日すでに終わっていた、
という私の失敗を、昨日に引き続き別の視点で捉えてみました。
私は時間管理にはけっこう自信を持っていました。
時間管理は信頼関係につながります。
だからこそ、常にスケジュール管理をしっかりとし、コーチング・セッションの時間が重なったり、
間違ったりということがないように気をつけてきました。
「私はスケジュール管理ができている」
無意識にこう思い込んでいたのです。
無意識の思い込みのことを、『ビリーフ(Belief)』といいます。
このビリーフによって、私たちの物事の受け止め方や考え方、その後の行動が決まってきます。
日時を伝えてくれたAさんに対して、
「Aさんはいつも正確に伝えてくれる」 「Aさんの情報は正しい」
さらに、
「日時を間違えた私はダメな人間だ」 
すべて私のビリーフです。
自分の考えがビリーフだとわかれば、ビリーフは書き換えられます。
ホテルのフロントで勤務していた頃のことです。
よく宿泊されるお客さまのチェックイン時、このお客さまの宿泊履歴を見ると、
Bというタイプの客室での宿泊がずっと続いていました。
「このお客さまは、Bタイプの客室がお好きなのだ」と判断し、その客室を用意しました。
するとお客さまが、「いつも同じ部屋なので、別の部屋にしていただけますか?
ずっと同じ部屋だと飽きてきて・・・」ということがありました。
「Bタイプの客室が好きなお客さま」
このお客さまに対する私のビリーフです。
ホテル側のスタッフが過去に下した判断、経験を積み重ねた結果のビリーフでもあります。
「同じ客室のほうが落ち着くのだろう」という私のビリーフでもあります。
実は、お客さまの希望でもなんでもなかったのです。
「このお客さまは気難しい人だ」と思っていたら、何度か対応していると、気さくな面も見えてきて、
「このお客さまは気さくな面も持ってる」とビリーフが書き換えられます。
私たちは、自分自身の考え方や判断から生まれるビリーフをもとに行動している、ということです。
物事の捉え方や行動を振り返ってみると、今まで無意識だった自分のビリーフがはっきりしてくるでしょう。
自分のビリーフのパターンが浮き彫りになってきます。
あなたは、自分自身やまわりの人に、どんなビリーフを持っているでしょうか。
お客さまに対して、どんなビリーフを持っているのでしょうか。
あなたのサービスを今以上のサービスに変えるために、どんなビリーフを持ちたいでしょうか。
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日時間違いへの対応


先日、ある会に出席するために会場に向かいました。
到着してみると、その会は昨日だったのです。
一瞬、頭の中が真っ白に。何が起きたのか理解しようと焦っても仕方ありません。
時間もあるので、カフェでゆっくりお茶を飲みながら整理してみました。
今回は、「○月△日××時から□□会があります。参加されますか?」と口頭でのやり取りでした。
自分を過信していました。
日時について、少し気になりながらも再確認をしませんでした。
ホテルにお越しになられるお客さまにも、私と同じような日時間違いが頻繁にありました。
お客さまの出席予定の宴席が、昨日だったり、明日だったり、1ヵ月後、1ヶ月前ということもあります。
「毎年、この日に、このホテルだった。だから今年もここのはずだ。」とおっしゃられるお客さまもいらっしゃいます。
よくよく調べてみると、今回は別のホテルで行われることに、などさまざまです。
こういう状況で接客する場合は、どのようにするとよいのでしょうか。
お客さまは、自分がそう信じ込んでいた、間違っていた、ということをその場ですぐに理解できない
状況にあります。
お客さまには、落ち着いて考える時間が少々必要です。
まずは、お客さまの立場を理解することに意識を向け、お客さまの頭の中を整理し、状況を把握し、
判断するお手伝いをしましょう。
「お客さまの勘違い、間違いですよ」とお客さまの心に切り込むことのないように。
ただ、その宴席があるかないかだけでなく、お客さまが納得できるよう調べて、しっかり対応しましょう。
それだけで、ホテルに対する印象が変わります。
対面だけでなく、電話でも同じことです。
お客さまに丁寧に対応することは、ホテルの好感度だけでなく、対応する人の好感度にもつながります。
人間力は、そういう日々のお客さまへの対応の積み重ねでもあります。
そして、まわりのスタッフ全員が、そういう対応のスタッフに、ポジティブな感情をもつ環境づくりが重要です。
上司が部下の対応を認め、そのことを本人に伝えることが、ポジティブな環境づくりの大切な第一歩となります。


消えた納豆


年が明けてから、スーパーに行くと、いつも売っているものが見当たりません。
それは、納豆。
『発掘!あるある大辞典』で、ダイエット効果ありと放送されたようです。
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/
以前は、寒天も姿を消しような・・・。
寒天はふだん食べないので関係なし、と他人事だったのですが、納豆はホント困ります。
日常使いで食べている人間にとって、ちょっとした禁断症状が出始めております。
・・・・・納豆が食べたい!!
ダイエットのために納豆を買い込んだ人に軽くジェラシーを感じます。半分冗談です。
こんなに納豆が恋しくなるなんて、へんなの。


現代人のマネジメント力


マネジメント力には、他者のマネジメントと自己のマネジメントがあります。
管理職は部下をマネジメントする能力が必要です。
と同時に(以前に)自分自身の仕事やスケジュール、健康など管理する能力も必要です。
マネジメント力アップを目標にしている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、私たちの日常の大半は、時間通り、思い通りに、マネジメントした生活ができているのではないかと思います。
働く会社を選び、通勤には定刻に来る電車に乗ります。自分で決めて、その行動をしています。
部下も頼んだ仕事は仕上げてきます。
こう考えると、自分のことも他者のこともマネジメントできていると私は思います。
一日を自分でコントロールした生活を送っていると言えるのではないでしょうか。
それでは、私たちが求めているマネジメント力とは何でしょうか?
想像してみてください。
もし、アフリカのサバンナにあなたひとり投げ出されたとしたら…。
誰も助け合える人間はいません。野生の動物がいる大自然の中です。
食べるものは自分で手に入れなければなりません。水を求めて移動し、食料を求めて狩りをします。
自分の食べたい時に、調理されたものは出てきません。狩りがうまくいかなければ、空腹は満たされないのです。
反対に、他の動物に食べられてしまうかもしれません。
夜は真っ暗な闇の中です。いつ何があるかわかりません。周囲の音や匂い、風にも敏感になります。
ぐっすり熟睡することもできないでしょう。
自然の中では、自分がコントロールできるものはほとんどありません。
自然の中では、“今を生きる”しかないのです。
生きるためには、今この瞬間がすべてです。
私たちの先祖がはるか太古から脈々と築き上げてきた現代。
私たちは生死を常に意識することなく暮らせる快適な生活を手に入れました。
現代に生きる私たちが身につけるべきマネジメント力とはどんなものでしょう?
サバンナでの生活は、過ぎたことを気にしすぎたり、今やることを明日という未来に先延ばしに
したりしていると、明日という日はやって来ません。
現代の私たちのマネジメントに、“今”という瞬間を取り入れるとすると?
私たち一人ひとりの中にある“今”という瞬間に触れることで、自分自身にも、まわりにも、
あなたが本来持っているマネジメント力が発揮されるのではないでしょうか。
まずは、“今”を感じることからはじめてみましょう。


ファースト・レディ 安倍昭恵さんのブログ


安倍晋三首相の奥様・安倍昭恵さんのブログ。
日本のファースト・レディの生活はどんなものなのか?
昭恵さんはどんな考えの人なのか?
少しだけれど、彼女の一面を知ることができます。
アグネス・チャン宅で“アットホームなクリスマスディナー”と書かれていますが、
庶民から見ると、とっても豪華。お料理が何かは庶民の目で見てもわかるものもあります。
しかし、室内の様子が、宮廷風と言いますかヨーロピアン・スタイルに見えるのですが・・・。
ホームこたつを囲んで、みたいな感じのアットホームさじゃないのですねー。
安倍昭恵のスマイルトーク  http://akie-abe.jp/index.php?date=2007-1-31


起きる事、すべてを学びに変える!


昨年暮れも押し迫った12月31日、インターネット接続ができず、プロバイダーに電話してなんとか接続できるようになりました。
1月5日の仕事始め。
メールの受信がいつもより少ないなあ・・・と小首をかしげながら、そのままにしていました。
1月10日の夜遅く、やっと気づきました。
メールアドレスの設定ができていないアドレスがいくつかあることに!
慌てて設定し直すと、津波のような勢いでメールを受信。
クライアントさんとの連絡の行き違いもこれでやっと納得しました。
モーレツに慌しく、メールに返信していきました。
やってしまいました~。
相手を間違えて送信してしまいました・・・。
内容的には差し支えのないものでしたが、受け取った方は、あまり良い気分ではないだろう、容易に想像がつきます。
新年早々のエライこっちゃ!!でした。
新年にこういうトラブルを起こすということは、何かに気づきなさい、ということです。
このことから、私は何を学ぶ?
メールも人とのつながりです。
信頼関係は、人とのつながりを丁寧に大切にすること。
良きも悪しきもすべて素早くキャッチできるアンテナを常に磨いておきなさい。
この一件から、自分のこともちゃんと見えていなかったのだな、と気づきました。
人とのつながりを大切にすることは、自分を大切にすることだから。
起きること、すべてを学びに変えるぞ!


漫画家 加藤芳郎


メモを整理していると、1年前の新聞の切抜きが出てきました。
それは、漫画家の加藤芳郎さんの訃報の記事でした。
この人物のことを日記に書こうと思い、切り抜いておいたものです。
この訃報記事の人物、加藤芳郎さんは、私が子供の頃、よく観ていたテレビ番組『連想ゲーム』の
白組キャプテンでした。
そして、この白組キャプテンは、“野口英世”という人だと思っていました。
偉い人は、連想ゲームでも偉い人なんだ、と勝手に思い込んでいました。
野口英世の伝記を読んで、その挿絵の風貌(モジャモジャ頭と口ひげ)とまったく同じだったので、
同一人物だと思っていたのです。
子供の頃の世界観は、自分の知ってる世界がすべてでした。
だから、時代なんか関係なく、野口英世=連想ゲームの人。
自分の世界が少しずつ広がってくるにつれ、
「あれっ?もしかしたら、この人、野口英世じゃないかも・・・」
さらに世界が広がり、知識が増してくるにつれ、
「この人、漫画家らしいぞ・・・」
違いが認識できるようになりました。
誰に話すともなく、自己完結。
これはほんの一例ですが、こうやって、物事を理解し、判断できるようになっていったのだな、
と思い出した記事でした。
あなたもそんな経験ありませんか?
加藤芳郎 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E8%8A%B3%E9%83%8E
「野口英世に似ているとも言われた」と書かれています。


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