東京電力元会長 平岩外四氏の言葉


年末に録画していた 『あの人に会いたいスペシャル』を観ました。
『あの人に会いたい』については、以前、日々これ好日でも書きました。
http://www.a-relation.com/diary/2007/04/post_183.html
今回は、2007年に亡くなられた著名人たちの特集でした。
どの人の言葉も紹介したいくらい心に残っていますが、
なかでも、東京電力元会長 平岩外四氏の言葉が特に心に響きました。

組織がだんだん大きくなってくると、その組織の中に、自分の個性というものは
埋没してしまう。
そうすると、組織が動いてしまって、責任を取る者が誰もいなくなってしまう。
無責任体制ができてしまう。それは、あっちゃぁならない。
組織が人を動かすような組織は、おそらく衰退していってしまう。
しかし、人が組織を動かしているような組織は、どんどん発展していきますよね。

自分が埋没していく感覚、よくわかります。
会社員時代、自分という人間の存在が薄れていく危機感にも近い感覚は常に持っていました。
見たくなくても聞きたくなくても入ってくる、日常の一部と化している、企業の謝罪会見。
誰が誰に対して、謝罪しているのかよくわからない。
誰かが責任を取っているとは感じない。
平岩外四氏の言うとおり、衰退していく組織(企業)の姿なのかもしれません。
人が組織を動かしている、人の姿が見える組織(企業)には、未来が開けているのでしょう。
一人ひとりが、組織に埋没してしまうことなく、その人の強みや個性を発揮し、
いきいきと生きていくサポートをする。
これがコーチである私の役割。
肝に銘じ、今年も前進!

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