偶然の人との出会い 


先週、ある研究会に参加。
様々な議論のひとつとして、
「偶然の人との出会い」について、南方熊楠の「縁起」の考え方が採り上げられました。
「偶然の人との出会い」に熊楠の「縁起」という視点を掛け合わせる。
私の好奇心が刺激されました。
今回は、熊楠の縁起の考え方に触れて得た私の気づきについて書いてみたいと思います。
人との出会いは偶然訪れる。
実体験から、私もこの考え方には賛同します。
偶然、人に出会う。
この前段階に“あること”が起きるからこそ、偶然の人との出会いがあるのではないかと思います。
“あること”とは、
自分自身が「変わりたいと思う」願望ではなく、「変わると決める」決意するということです。
変わると決めた人は、変わるために必要な人と出会います。
また、その人を通じて必要なことに出会います。
変わりたいと思っているだけでは、出会いません。
これは私だけでなく、個人コーチングの多くのクライアントさんがそうだからです。
「変わりたいと思う」のは頭(思考)。
「変わると決める」のは心(自分の核となる部分)。
自分が変わりたいと思っている時は、意識に上がってくるので、すぐわかると思います。
自分が変わると決めた時は、無意識の場合が多く、決意を意識することは滅多にないように思います。
これが、頭と心の違いではないでしょうか。
みなさんも人生や行動が大きく変化した時のことを振り返ってみると、このような体験をされているかもしれません。
肉体的には熊楠は今この時代に存在しないので、私が熊楠と出会うことは不可能です。
けれども、熊楠の縁起という考え方を通じて、時間の概念を越えて、熊楠と出会っているように感じます。
※南方熊楠については以前にも書いています。興味ある方はご覧ください!
  日々これ好日 http://www.a-relation.com/diary/2007/08/post_214.html

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