目指すのは満点?それとも満面?
毎年、複数の医療機関や企業で
新人職員のコミュニケーション研修を担当しています。
ここ数年、特に強く感じる傾向は
「失敗したくない」という気持ちの新人さんが
以前より増えているということです。
皆さんもご存知のように
失敗したくなくても、失敗します。
失敗したことのない人なんていません。
(大門未知子は別として…笑)
新人さんには
「仕事は、自分が100点満点を取るためにあるんじゃないよ。
学生の頃の勉強とは違うよ」
ニヤッと笑って、耳元でコッソリささやいてあげたいです。
(悪魔のささやき!? 違う違う~。天使のささやきです♪)
100点満点とは、自分につける点数です。
自分のことを見ていると
「失敗したくない」になります。
仕事の先にいるお客さん(患者さん・学生さん)を見ると
どんな気持ちになりますか?どんな考えが浮かびますか?
お客さんのほうを見ていて
「失敗したくない」という気持ちが浮かんできますか?
もし、失敗したくない気持ちが浮かんだ人は
お客さんを見ているようで見ていない、ということです。
よくよく見てみると、自分に意識が向いている、自分を見ていませんか?
仕事のとき、どこを見ているか?は、とても大事です。
自分の満点ではなく
お客さんの満点の「満面の笑み」見て、そこを目指す。
そうすると「失敗したくない」以外の
ポジティブな気持ちが出てきますから!
今回は、新人さんに向けてのメッセージになってしまいました。
新人さんを支援する人は、新人さんの見る方向を整えてあげてください。
もっと大事なのは、支援する自分自身の見る方向を常に整えることです。
新人さんの見る方向より、こちらが先ですね。
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