コーチング研修と組み合わせた個人コーチング(3)


新人看護師を支援・指導する看護師を対象にしたコーチング研修を実施し、その後、その方々に個人コーチングを行いました。コーチング研修と個人コーチングの両方を受けた方々のお声です。

✦コーチング研修での学びと個人コーチングを受けた体験を、今後、具体的にどのように活かしますか?

 まずは傾聴し、相手の存在そのものを受けとめることを実践していきたいです。
 実地指導していくとまわりから色々な情報が入ってきて、そのなかにはポジティブなこともネガティブなことも両方ありますが、傾聴の際は、そのことに左右されず受けとめたいです。そして、承認する際は、直接言葉にして伝えたいです。

 自分たちの考えなど押し付けないように、いい所を伸ばしサポートしていきたいと思います。気づけば(新人は)入職して半年が経っており、また半年が経てば新たな新入職者が入ってきて、今後はサポートする側になってくるので、今の新人たちや病棟に学んだことを伝えていこうと思います。

 今回3回のコーチング体験、研修を受け、この学んだことを実地指導にて新人のスキル向上に努めたい。
 3回のコーチングを受けている最中に、実際に病棟にいる2名の新人看護師に「工夫」を介して教えることで、数週間で変化が見られた。個人差はあるが、コーチングの仕方ひとつで新人のスキル向上につながることが分かったため、今後も継続して実地指導に努めたいと考える。

 新人とのかかわりでは、できていないことやマイナスな面に目が行きがちですが、プラス面に目を向けるようにし、言葉で伝えていきたいです。できないことは教えてあげたらいいだけ、もし悪く言う人がいたら、どうしたらよかったかをその場で言ってもらえるように伝えたいです。

 今回のコーチングを通し、新人の良いところを伝える、自分の傾向を理解したうえで、具体的にどう行動するかを考えて決めること、実践することで、自分や新人がどうなってほしいのかを考え、それを達成できたかを振り返ることで、次にどう行動するか考えることが大切であると学び、そのことが自身や新人の成長につながると感じました。
 今後も今回取り組んだことを継続し、新人の考えを引き出せるよう質問があったときはなぜそう思ったのかを聞き、考えを理解すること、また普段から相談しやすい関係性をつくるため会話を増やす、他のスタッフとも新人の様子を共有し、良いところを伝えていくことを実践していきたいと思います。

 今までのコーチング研修に参加し、相手のどこを見て指導するのかが大事だと思いました。私自身、相手の今の現状、目先のことに視点が行きがちですが、その先の未来、もう少し先へ視野を広げてかかわっていきたいと思いました。
 現在看護学校の実習指導で学生とかかわっています。今までは実習を楽しんでもらいながら精神看護、患者さまとのかかわりを学んでもらえたらと思いかかわってきましたが、現在はさらにこの学生さんにはこんな看護師になってもらえたら、なってほしいなという思いにもなりました。同じように新人看護師や実地指導者、スタッフにも同じ思いでかかわっていきたいなと思いました。

 私は今回、自身の仕事上の達成したいことや課題をテーマに個人コーチングを行ってもらいました。
 主任として教育委員会のメンバーとして、色々な思いを話させていただきコーチと話すことで、自分の思考のクセ、できていなかったこと、見えていなかったことに気づけました。すべて今の延長線上で考えていて、悪い意味で、考え方や見え方がずっと同じ、変化できていなかったように思います。しっかりと「明るい未来」を見て自分自身の変化を求め、自分にできる範囲内で優先順位をしっかり立て、やってるところです。まだまだ課題はたくさんありますが、少しずつ達成できたらと思います。

コーチング研修と組み合わせた個人コーチング(4)はこちらをご覧ください

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