学びコラム

拾い食いしていませんか?


10年以上前に読んだ本の内容が、ずっと残っていて
たまにひょっこり顔を出し、問いかけてきます。

「拾い食いしてない?」

?????
何のことだかサッパリわかりませんよね(笑)

アルボムッレ・スマナサーラというお坊さんの著書
『怒らないこと』に、このような一節があります。

他人が吐いたゴミを食べる必要はない

たとえ、もとがどんなに美味しいものであっても、
食べて吐いたものを拾ってまた食べるというのは無理でしょう?
怒りもそういうものなのです。
怒る人々というのは、自分がまず怒った上で、さらに人を怒らせようとしています。
からだに悪いものを食べてそれを吐き、誰かに食べさせようとしているのと同じ状態なのです。

ですから、そんなものを拾って食べてはいけません。
まわりの人が怒って話しているのにつられて自分も怒るということは、
「腐ったものを食べた人が吐いたものを、拾って食べるようなものだ」
と肝に銘じておきましょう。

想像して、吐きそうになりませんでしたか?(笑)

他人の「怒り」という吐しゃ物を、わざわざ拾って食べている…(怖)
他人が吐き出したゴミを食べてしまっている…
私もそうですし、誰にでもあることだと思います。

拾って食べるのは何か?
何を食べないでおくのか?

拾い食いの “境界線” を引いておくと、安全安心です。
冷静に対処できます。

相手の発した素敵な言葉は食べよう。
優しい心を感じる言葉は、美味しく頂こう。

上手に拾い食いしましょう。

(良い子は、本当の拾い食いしちゃダメですよ~。お腹壊すよ!!)

そういう姿勢でいると、相手の怒りをわざわざ拾って食べることもなく、
不用意に巻き込まれることもなく、穏やかな気持ちでいる時間が増えますね。

実際の食事と同じように、
何を口に入れるのかは、自分で選んでいいんです。
自分で選べるのです!

それと、自分が何を吐き出しているのかを意識してみると
気づくことがあると思います。

自分と向き合うことも大事です。


一期一会を大切に心を込めて


9月末から10月にかけて、看護職の方々の研修が続いています。

新人看護師の方々対象や役職者の方々対象、また内容もバラエティーに富んでいます。

多くの医療者にかかわる仕事をさせていただいている責任を忘れずに
医療者の先にいる患者さんやその家族や、まわりのスタッフ、他職種スタッフ、
地域への影響など、常により良い未来を見て、これからもかかわらせていただこうと思います。

令和元年もあと3ヶ月です。
一期一会を大切に、心を込めて。

↓ 新人看護職の皆さんです!

↓ 朝の京都御苑は気持ちよいですね。
↓ 秋の爽やかな空気を吸い込んできました。


主催セミナー【感情と上手につきあうコーチング・セミナー】


10月12日(土)と26日(土)の午後、セミナーを開催します!

感情的コミュニケーションから理性的コミュニケーションへ
より良い人間関係をつくる
◆◆◆ 感情と上手につきあうコーチング・セミナー ◆◆◆

忙しくてちょっとしたことでイライラしてしまう。

イライラやムカムカした気持ちを
そのまま態度や言葉に出してしまって、ギクシャクした関係に・・・

感情をうまく言葉にできなくて誤解を生んだ経験から
いつも我慢してしまう・・・

感情的に怒って後悔、うまく伝えられなくて後悔・・・

そんな自分を責めてさらに自己嫌悪…怒りの感情は、やっかいなものです。

感情は、職場や家庭、日常のさまざまな場面での
コミュニケーションに大きく影響します。

自分の感情に振り回されることなく
他者の感情に巻き込まれることなく
上手にコミュニケーションをとって
より良い関係を築きたい方におすすめのセミナーです。

互いを尊重した理性的なコミュニケーションをとるためには
日常の「考え方やもののとらえ方・見方を増やし広げる」ことが重要となります。

そのうえで感情を整理すると
自分の気持ちを相手にきちんと伝えられるようになります。

このセミナーでは、もののとらえ方の視点を増やし広げることで、
感情のもととなる考え方を柔軟にし、感情をほぐしていきます。

一人で考えても、視点や考え方はなかなか変わりません。
(今がそんな状態ではありませんか?)

他者との対話とコーチングで、さまざまな考え方やとらえ方に触れると、
視点が変わり感情もほぐれ始めます!

初対面でも話しやすい安心感のある場で、
和やかに楽しく交流しながら、感情を整えませんか?

~もののとらえ方が、コミュニケーションに表れます~
☆ 感情的コミュニケーション
⇒ いつものものの見方・とらえ方(固定化・パターン化)での反応

☆ 理性的コミュニケーション
⇒ ・もののとらえ方・見方が増え広がると、判断の選択肢が増える
・判断材料が多いほど、適切な判断ができる

日 時  2019年10月12日(土)・26日(土) 13:30~16:30(13:15開場)
※両日とも同じ内容です ※12日の開催は中止いたします(台風の影響を考慮して)
参加費   5,400円(税込)
参加人数  15名様 ※開催日の2日前まで申し込み受付
会 場   エル大阪(大阪府立勤労センター) 会議室(6階)
京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m  大阪市中央区北浜東3-14
お申し込み セミナー予約フォームからお申込みください
※後ほど、メールにて参加費のお振込先をご連絡いたします
※お振込みをもってお申込完了とさせていただきます


感性を磨くコーチング・セミナー【参加者の感想】


先週末の8月23・24日は、『感性を磨く』をテーマに主催セミナーを開催しました。

最初に、普段は意識しない「五感」を感じるワークから入り、無意識に「感覚」というものを
いつも使っていることや感覚の大切さを再認識する質問によって、互いの感性に触れあい、
もののとらえ方を少しずらしたり広げたりと「感性」を刺激するワークやゲームを通じて、
『感性』についてご一緒に考え理解を深める時間となりました。

ご参加の皆さんは、ほとんど初対面の方どうしでしたが、リラックスして楽しくお話しいただきました。
何のしがらみもないのが良いとのお声もいただきました。

皆さんそれぞれに魅力的な感性を発揮してくださり、楽しく豊かな場に変わっていくのを実感しました。

そして、人それぞれ違う、その違いが素敵なことであり、
その違いを活かせば、人と人のかかわりもより良く変化していくのだと確信しました。

参加者の感想を一部ご紹介します。

***********************************
□今まで仕事をする時など、理性が先行していたのですが、想像力を大切にし考え、今実際行っている業務のその先を見据えて行動できればと思いました。

(40代女性・病院事務)

□感性というものが、どれだけ大切な事なのかを教えてもらいました。想像することは、自然と相手の立場にもなれるので、役立てることができそうです。感覚というものを大切にして物事を見ていこうと思います。
あまり固定観念にとらわれず、広い視野を心がけたいです。新しい発見にもつながると思うので楽しめそうです。

(30代女性・病院事務)

□(気づいたことは)小さなことに気づくこと。感情が鈍り、他者の感情に対し共感することが減っているかと思いました。

(50代男性・会社員)

□日々の気づきを大切にしていく。視野を広げる、相手を思いやる心を意識したい。(感性を磨くことは)人との出会いを豊かにすることに役立つと思う。

(O.C様 50代女性・看護師)

□何事にも(人にも、環境・状況などにも)興味が薄れていたという自分に気づきました。
小さな変化にも気づけるよう世の中をよく見ようと思います。
(感性を磨くことは)今後のプライベート、職場などあらゆる場面での、自分に対しても人に対しても豊かになれると感じました。

(20代女性・看護師)

□人それぞれ想像すること、考えることが違っていて、こういう考え方もあるんやぁと思った。自分の考えが凝り固まっていて、もっと柔軟にしていかないとなぁと感じた。他の人を尊重しようと思う。(感性を磨くことは)対人関係で良好な関係を築けると思う。

(A.Y様 30代男性・病院事務)

□(気づいたこと・得たものは)普段から素直さを大切にすること。相手の違い(考え方)を受け入れた上で、自分の意見を伝えようと思います。

(20代女性・看護師)

***********************************

皆さんぞれぞれの持ち場で、感性を発揮して、よりいっそう磨きをかけて
良い人間関係を築いていきましょう! 想像力を大切に!

ありがとうございました。


ストレス・マネジメント月間


7月は、ストレス・マネジメント研修が集中していました。
『ストレス・マネジメント月間』でした。

ストレスは、生きている限り「ある」ものです。

「ない」ものにしようとすると、キツイです。
無くならないものを無くそうとするのですから。

ほど良いストレスは、大切です。
やる気や張り合いが生まれます。

過度のストレスは、無くそうとするとしんどくなります。
「やわらげる」「軽くする」という発想でいきましょう!

↓ 自動演奏ピアノの音色にリラックス。
素敵な空間のある病院での研修。

↓ ストレスをやわらげるには
人と話すのが効果的です!


〈8月23日&24日開催〉感性を磨くコーチング・セミナー


    より良い人間関係をつくる
◆◆感性を磨くコーチング・セミナー◆◆

『感性』とは、物事を深く感じ取る心の働きです。

芸術作品を鑑賞したり、音楽を聴いたり、映画を観たり、読書したりするとき、
感性が発揮されるというのはイメージしやすいと思いますが、
実は、“人と話しているとき”にも感性が発揮されています。

良い人間関係・信頼関係を築くことができる人は、感性をじゅうぶんに発揮しています。
感性が磨かれ豊かな人ほど、良い人間関係を築くことができるのです。

また、感性という基礎の上に、理性が築かれていきます。
理性的な人は、柔軟に上手なコミュニケーションを取ることができるので、
良い人間関係へと発展します。

感性は、人から教えてもらって磨けるものでも、勉強して得られるものでもありません。

そこで、感性を磨くための質問やワークを通じて、参加者どうし互いの感性に触れあって、
感性を磨くコツを体感しましょう。

「感性の土台」「磨くための基本や考え方」「感性の原石となるもの」など
あなたの感性を発揮してご一緒に考えましょう。

おまけとして、夏の疲れもリフレッシュしませんか♪

≪【感性】と【良い人間関係】の流れ≫

感性を磨く

・聴く力が高まる
・相手を理解する
・違いを感じ取る
・他者の良いところに気づきやすくなる

・対人力が高まる
・コミュニケーションが円滑になる

・信頼される人になる
・他者を信頼する力が高まる

良い人間関係

≪豊かな感性は、こんなところに表れます≫
まわりを観察して考える/ 理性的な考え方・コミュニケーション・行動
チームワークやマネジメント/ 仕事の質/ 知識や情報を活かす発想・アイデア
問題解決や課題・目標の達成(その過程)/ もののとらえ方や視野の広がり
思いやりのこころ/ ストレスの軽減/ 心の余裕/ 元気・活気・笑顔

日 時  2019年8月23日(金)・24日(土) 13:30~16:30(13:15開場)
       ※両日とも同じ内容です ※参加日をお選びください
参加費   5,400円(税込)
参加人数  15名様 ※開催日の2日前まで申し込み受付
会 場   エル大阪(大阪府立勤労センター) 会議室 6階601号室
京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m  大阪市中央区北浜東3-14
お申し込み セミナー予約フォームからお申込みください
※後ほど、メールにて参加費のお振込先をご連絡いたします
※お振込みをもってお申込完了とさせていただきます


人と組織が活性化する対話


ある医療機関のスタッフの方々の『人と組織を活性化する対話』が
スタートしました。

タイトルが堅苦しいですね(笑)

平たく言えば、今以上に「いきいきと働くきっかけをつくる対話」です。

自分を振り返る。
お互いを受けとめ合う。
お互いをもっと知り合う。

小さな一歩を全員で踏み出しました。

小さな一歩をバカにしてはいけません。

小さな一歩が道をつくります。

小さな一歩、その積み重ねが、人の土台、組織の土台をつくります。

↓ 帰り道、夕日に映える美しい大阪城


扉を開こう!


人間関係は、私たちの健康や幸福に影響すると言われています。

健康で幸せに生きるには、良い人間関係をつくることが鍵となります。

人間関係では、今、特に問題はないよ。
特定の人とギクシャクしている。
他者とぶつかることが多い。

人によって様々だと思います。

このようなことも大なり小なり、誰にでもあるのではないでしょうか?
・相手の言動にイラッとする
・「きっとこんな返事が返ってくるだろう」と言うのを諦めてしまう
・苦手な人をつい避けてしまう
・自分の考えをなかなか言えない
・自分の意見を相手に押し付けてしまう
・感情をコントロールできない

こんなとき、相手に対して「壁」を感じませんか?

相手に言えないから、「壁」を感じる。
「壁」を感じるから、意見を押し付けたり感情的になってしまう。
こういうふうにも捉えられます。

さて、この「壁」を感じているのは誰でしょう?
他の誰でもない、自分自身です。

そこで、壁を感じている自分を、鳥の目で俯瞰してみましょう。
どのように見えますか?

冷静な目で、鳥瞰すると

壁をつくっているのは「自分自身」だとも捉えられませんか?

アレッ?? 
な~んだ、私が壁をつくっちゃってたのね(笑)

はい、私たちは、壁をつくる能力を持っているのです!

壁をつくる能力を持っているのですから
他にもいろんなものをつくる能力を持っているはずです!

せっかくの能力です。宝の持ち腐れはもったいない!
もったいない精神を発揮して、何をつくりましょうか?

「壁」をつくれるのなら、「扉」もつくっちゃいませんか?

あなたの目の前にあるのは「壁」ではなく、「扉」です。
その「扉」を自分自身の手で開きましょう。
その扉の向こうには、良い人間関係が広がっているのを想像して。
良い人間関係も「つくる」ことができるのです。
私たちは、いろんなものをつくる能力を持っているのですから(笑)

「壁」を感じるより、「扉」を感じる。
そのほうが楽しくなりそうですね。

健康と幸せへの「壁」は、想像しにくいですが、
健康と幸せへの「扉」は、自然と想像できますね!


人間関係は、人間関係だけを見ていても始まらない


今年も、大阪府看護協会さまにて
大阪府専任教員養成講習会が始まりました。

私は、そのなかの『人間関係論Ⅰ・Ⅱ』の担当です。

「人間関係は、人間関係だけを見ていても始まらない」

この人間関係論は、毎年、人間関係を超えたところからスタートします。

見えないものを見る。見ようとするところからです。

視野を広げましょう、では、視野は広がりません。
見えないものを見ようとするから、視野が広がるのです。

人間関係から生じるものは、出来事として目に見えますが、
人間関係そのものは、目には見えません。
「関係」は、目に見えません。

広い視野で世の中を見ることができるようになってくると
人間関係も見えてきます。

人間関係は、人間関係だけを見ていても始まらない。

人間関係は、人間関係という範囲を超えたところにあるからです。

面白いですね!人間関係って!

人間関係という冒険のスタートです。
皆さん、ご一緒に楽しく旅をしましょう!

↓ 平成から令和にかけてをともに過ごす皆さんです♪
よろしくお願いします!


新人さんの姿勢の変化


2019年、早くも2ヶ月が過ぎました。

今日から3月のスタートです。

今日の午前中は
総合病院の新人看護職の方々のコミュニケーション研修を担当しました。

昨年の10月にもこの方々の研修を担当させていただき
約4か月半ぶりの再会でした。

90名近くの新人さんが会場に集まった姿を拝見して
真っ先に感じたのは
「10月とは、姿勢が変わっている」
ということでした。

嬉しい気持ちになりました。
おそらくニコニコ顔を通り越して、ニヤけていたのではないかと思います(笑)

看護師として成長されているのが佇まい・姿勢に表れていました。

先輩スタッフの方々は、毎日一緒に過ごしていると
新人さんの姿勢の変化はわかりにくいかと思います。

しかし、私は、数か月ぶりにお会いしたので
数か月前との違いは歴然としていると断言できます。

研修中の集中力も高まっていて
グループでの対話力もレベルアップしていました。

今日の研修を
皆さんの伸びしろをさらに伸ばすステップとして
4月からの2年目もがんばっていきましょう!

↓ 右側の建物は、昨年オープンした新病棟です。
手前の公園は、来月には美しい桜の花で満開に。
春はそこまで来ています♪


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