2025年

客観視して捉え直す


思考の無限ループに入って
なかなか脱出できないときはありませんか?

そして、一度考え始めてしまうと
どこまでも悪く考えてしまうものです。

ネガティブ・ループがガッチリ出来上がります。

モヤモヤしているときもそうですが、思考を整理するには
頭の中の考えを紙に「書き出す」のがよい、とよく耳にしませんか?

単に考えを書き出すよりも
「事実」と「解釈」に分けて書き出すことをおすすめします。

白い紙の真ん中に縦棒を1本引いて、事実と解釈に分けて書き出すだけです。
カンタン♪カンタン♪

「事実」と「解釈」を書き出すだけでもスッキリしますが
さらにおすすめは、声に出して読み上げて客観視することです。

脳内思考を客観的に捉えることができます。
自分で話して自分で気づくオートクライン効果もあります。

「事実」と「解釈」を客観視して、その次は「捉え直し」ます。

12月28日の『学びコラム』に書いたユーミン(松任谷由実)の言葉も有効に使えます。

『自分を強く持っていれば、
それはそれで学びがあるかもしれない』

こう自問します。
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これらの「事実」と「解釈」から何を学ぶことができるだろう?
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建設的で発展的な考えが出てくるでしょう。
出てきた考えも声に出して言葉にしてみましょう。

思考の無限ループは「悩む」です。
「悩む」より、「考える」を選びたいですね!


1年の振り返り:人に焦点を当てる


2025年は、あなたにとってどんな1年でしたか?

年々、1年があっという間に過ぎる感覚が強くなります。

しかし、何もなかった1年というのは存在しないと思います。

1年を振り返ると、何かが変わっているのではないでしょうか。

何をしたかを振り返るのも大事ですが、
「人」に焦点を当てて振り返ると、見えてくるものがあります。

人との変化を丁寧に振り返ると、
この1年には、人との新しい出会いもあったと思います。
この1年には、人との別れもあったかもしれません。
この1年には、いつもの人たちとの日常があったでしょう。

その人たちを通じての経験によって、あなたの何かが変化して
今のあなたの一部となっているのです。

1年は早く過ぎても、変化は着実に起きています。


自分を強く持つ


あるインタビュー番組での
ユーミン(松任谷由実)の言葉が心に響いて残っています。

『自分を強く持っていれば、
それはそれで学びがあるかもしれない』

インタビューの文脈からすると、新しいアルバムに込めたメッセージ
「強く、生きよ」からの言葉だと思いますが、それは脇に置くとして
私がこの言葉から受け取ったものを書いてみます。

『自分を強く持っていれば、
それはそれで学びがあるかもしれない』

自分を強く持っていれば…「大丈夫」というようなOKを出す言葉が
続くのかなと思いきや、「それはそれで学びがあるかもしれない」
という言葉選びに妙を感じます。

「それはそれで学びがあるかもしれない」と来ると
前の「自分を強く持っていれば」の「強さ」の意味合いも広がります。

自分を強く持つ、にはいろんな強さがあるのではないだろうか?
それに、強さには「弱さ」も含まれているのではないだろうか?

ユーミンの言葉の世界に引き込まれていきます。

「それはそれで学びがあるかもしれない」と来ると
自分を強く持つとは、何事にも向き合おうとする姿勢が強さなのかもしれない。

ユーミンの言葉の世界に、想像が翼を広げ始めます。

「自分を強く持っていれば」は、密度が高く、ぎゅっと凝縮されているイメージ。
「それはそれで学びがあるかもしれない」は、「余白」「空間」「成長」広がりのイメージ。

「収縮」と「弛緩」…心臓や筋肉の動きにも連想が広がっていきます。

ユーミンは心に残る歌詞を紡ぐように、
インタビューの言葉も私たちの心に残るように紡いでくれます。

実際に、最近大きな出来事があったとき、
『自分を強く持っていれば、それはそれで学びがあるかもしれない』
を思い出して、この出来事から何を学ぶことができるだろう?と自問しました。

すると、出来事に向き合う自分がすっと立ち上がってくる、という体験をしました。

ユーミンの力は偉大です。


自然の力


先日、紅葉の始まった箕面の滝に行ってきました。

山や自然の中では、とても気分がよかったです。

友人とおしゃべりしながら山道を登っていくと
あっという間に滝までたどり着きました。

滝の流れを眺めながら、マイナスイオンをたっぷり浴びて
リフレッシュしました。

以前、箕面の滝に行った人の言葉の意味が
実際に行ってみて、よく分かりました。

「箕面の滝までの道はスタスタ歩けたけれど、
家の近くの店まではそんなに歩けない」

自然の力は偉大です。


雑音


私たちは、自分の中に流れる『雑音』に気づかないことが多いです。

雑音には、自分一人ではなかなか気づきにくいものです。

本人がこの雑音に気づいて、雑音のスイッチを自分自身で切るのを
ガイドするのが私の役目でもあります。

雑音が流れっぱなしだと、人は自らの声を聴くことができないからです。

雑音がなくなったとき、人は自らのクリアな声(考え・思い)を聴くことが
できるようになり、本来の状態になります。

本当の声を聴いたとき、人は次の段階へと移ります。


経験の共有


以前一緒にボランティア活動に参加していた仲間たちとの
食事会がありました。

同じ目的に向かって長い月日をともに過ごした人たちと
いろんな話題に花が咲いてたくさん笑ったひとときでした。

集まるといつも穏やかな空気が流れます。

それはなぜだろう?と考えると
『経験の共有』ではないだろうかと思います。

同じ目的に向かって、さまざまな経験を共有してきた仲間です。

経験の共有が土台となって
穏やかで安心感のある場が生まれるように感じます。

私たちは、日常のなかで、多くの人と経験を共有しています。

『経験の共有』という視点から、人との関係を捉えてみると
新しい発見があるのではないでしょうか?


奏でる


雨の音を聞きながら、ふと思ったことです。

当たり前といえば、当たり前なことです。

雨は何か他のものと触れ合って、音が出ています。

雨音は、雨そのものが音を出しているんじゃないのです。

アスファルトの道路と奏でる音。
植え込みの土や木々と奏でる音。
自転車置き場のトタン屋根と奏でる音。
吹く風と奏でる音。

いろんなものといっしょに、その場その場で
さまざまな雨音が創り出されます。

私たちも同じですね。

友達と。
上司や部下、同僚、お客様と。
初対面の人と。
家族と。
ペットと。

いろんな人たちとのあいだで
さまざまな音(コミュニケーション、空気感、関係性など)が生まれます。
まわりにいろんな人がいるからこそ、いろんな自分と他者に出会えます。

誰もが誰かと何かをクリエーションし合っています。


人間自身を破壊する


すいぶん前に観た NHKアーカイブス映像ファイル
『あの人に会いたい』での社会学者・鶴見和子(1918〜2006年)の
言葉を最近よく思い出します。

鶴見が水俣病(の研究)で得た教訓は
———————————————–
“人間は自然の一部である”。
だから、人間が自然を破壊すれば、人間自身を破壊する。
———————————————–

大阪・関西万博のパビリオンを50近く体験し、イベントにも参加して
この言葉が今リアルに迫ってきます。

じゃあ、何ができる?と焦って自分に問うよりも先ずは
『人間は自然の一部である。
だから、人間が自然を破壊すれば、人間自身を破壊する』
を心に留めて、目に映る世界をよく見て、よく考えることから始めてみようと思います。

自然の一部として私たちに与えられた大きな脳を使って。


最も大切なものは?


万博のパビリオンのひとつ、韓国館での体験からです。

韓国館では、入館前に個別ブースに入って
「あなたにとって最も大切なものは何ですか?」
という質問に対してマイクに向かって答えます。

その音声が、パビリオン内で音楽に変換される趣向です。

一緒に入館した人たちの大切なものは…
「いのち」「愛」「家族」「信頼」「つながり」などがありました。

そのとき、私は「つながり」がすべてを包含するワードと感じました。

「いのち」は、何世代にも渡って脈々とつながっています。

「愛」や「家族」「信頼」は、人と人とのあいだに生まれるつながりがベースです。

万博のパビリオンやイベントなどを通じて
私が感じたつながりは、世界の人と人のあいだをはじめ
文化、自然、地球、宇宙へと大きく広がっています。

あらゆるものとつながっていることを忘れないで、
あたたかいつながりを大切に、そしてなによりも気楽に歩いていきたいです。

あなたにとって最も大切なものは何ですか?


万博は楽しい!


この夏、万博に何度か行きました。

世界各国の文化や最先端技術など、
「知らなかったことに触れられるのはとても楽しい!」
を経験できる貴重な機会になりました。

最先端科学系のイベント会場では、体験もできるので
知的好奇心がとても刺激され、気づけば何時間も過ごしていました。

量子コンピュータに驚き、自分の指の表皮や真皮、汗腺を見たり、プラズマを発生させたり、
深海にある希少な金属元素(レアアース)を含んだレアアース泥はこんなのなんだ、
初めてのことばかりでワクワクしました。

小中学生のときに体験できれば、世界や地球への視野が広がって
いろんなことに関心が持てるだろうな、と会場にいる子どもたちに
かる~く嫉妬すら覚えました 笑

今からでも遅くない!と自分に言い聞かせて
いのち輝く未来社会について考えるよい機会にしたいです。


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