2025年2月
泰然自若
実家は山の斜面にあり、目の前には海が広がっています。
海は常に表情が変わります。
穏やかな海、明るい海、爽やかな海、さざ波の優しい海、
波の高い海、暗い海、どんより曇った海、荒れた海…
日によって、時間によって、その表情は変わります。
とどまることなく変化します。
表面の表情は刻一刻と変わり続けます。
表情はどんどん変わる海。
そんな海に、子どもの頃から安心感も持っていました。
いつもそこにあるという安心感。
この安心感に名前を付けるならば…「泰然自若」です。
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。
そういう海を日常に育ちました。
今、人とかかわる仕事を通して
人は海と同じなんだと感じます。
人は、喜んだり笑ったり、怒ったり悲しんだり、
優しかったり傷つけたり、素直だったりひねくれたり…
その時々でさまざまに表情が変わります。
やはり、人も海と同じ「自然」なのだと思います。
海と同じように、人の表面の表情は変わっても
その変化し続ける表情とともに、動じない泰然自若とした何かがあります。
私はそのことにいつも安心します。
感覚的な表現なので、よく分からないという方もおられると思います。
よく分からないよ~と困った表情のあなたにも私は安心しています。
(もっと分からなくせちゃいましたか??)
今回は、特に感覚で読んでいただければ幸いです。
下へ下へと根を降ろせ
冬のあいだは、この言葉を思い出して気持ちを整えるようにしています。
『何も咲かない冬の日は 下へ下へと根を降ろせ』
根を伸ばす時期。
根をしっかり張るとき。
かかる時間やタイミングは人それぞれだと思います。
しかし、そういう時間や時期は誰にでもあるのではないでしょうか。
上によく伸びるためには、下の土台の状態が重要です。
土台を強固にするために、私たちには冬の日が与えられ、
下へ下へと根を降ろす時間が与えられている。
こう捉えると、(人生の)冬の日を大事に過ごそうと思えます。
『何も咲かない冬の日は 下へ下へと根を降ろせ』
この言葉にはこう続きます。
『やがて大きな花が咲く』
もうすぐ春ですね!



