漆器と青磁を通しての自然観


以前『さいだねブログ』というブログを書いていました。
(今は更新していないので過去形です。笑)

「さいだね」とは「才能の種」の略です。

さいだねブログの2007年の記事『漆器と青磁』から一部抜粋します。
https://saidane.hatenablog.com/entry/20071018/p1

(抜粋ここから) **********************************

今日は、私のお気に入りのテレビ番組『美の壺』から
漆器と青磁を通しての人間の自然観について。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/index.html

『青磁』
青磁は、中国の皇帝のために作られたものだそうです。
“ 雨上がりの雲の切れ間から見える空の色 ”という皇帝の要望から生まれた器。

青にも種類があります。
湖の青、海の青、空の青…どこまでも続く宇宙へと無限に広がる青が表現されています。

『漆器』
漆器は、日本古来の器です。
海外では、“ ジャパン ”で通っているようです。

漆器には、黒と赤があります。
黒は、果てることのない宇宙。吸い込まれそうに漆黒の世界が広がる夜空。
赤は、太陽、血。すなわち、命の色。

今、生産されている製品を思い浮かべてみてください。
自然を意識し、自然を感じさせるような製品はなかなか浮かんできません。

製品の模様が草花というのではなく、
青磁や漆器のように、そのものが自然を象徴しているということです。

先人たちは、無限の宇宙の、この地球の、人間は一部なのだということを
いつも感じながら生きてきたのです。

現代に生きる私たちは、ともすると忘れがちな感覚です。

だから、私は無意識に、昔(青磁や漆器)は「器」と、
今は「製品」と書いてしまったのかもしれません。
心の豊かさの違いが言葉にも表れるということなのかもしれません。

しかし、私たちにも、自然を感じる力や、自然が私たちに与えてくれる
すばらしい恩恵を感じながら生きる力を持っています。

自然を感じるさいだねは、私たちの中にあるのです。
常に感じながら、日々を過ごしたいものです。
そうすると、私たちの中から、新しいさいだねが芽吹くような気がしてなりません。

**********************************(抜粋ここまで)

先人たちのように、私たちも宇宙や自然を感じながら(想像しながら)
日々を暮らし、新型コロナ感染症を含め物事を、もっと大きな視点から捉えることで
長期戦になるコロナ禍を乗り越えるヒントが見えてくるかもしれまん。
まずは、乗り越えるためのストレスは和らげられるように思います。

忙しい毎日だと思いますが、 澄んだ冷たい空気を胸いっぱい吸い込んで
美しい冬の夜空を見上げてみるのもいいかもしれませんね。

これからは特に、個々のメンタル面が大事になってくると感じています。

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