日々これ好日

人のいのちに対する責任


春風に新緑が揺れる爽やかな季節になりました。

非常事態宣言が出されて3週間が経ち
今までに経験したことのないゴールデン・ウィークを迎えました。

各都道府県知事が「いのちを守る行動を」と言っておられます。

「いのちを守る」ということを考えていて、気づいたのは
私は、自分の命はもちろん「(自分以外の)人の命に対する責任がある」ということです。

社会のなかで暮らすということは
人と人との「かかわり」のなかで生きていくということです。

本当は、誰もが人の命にかかわる責任がある。
だから、支えあって暮らしているのではないだろうか?

コロナの状況下、こんなことを考えています。

このこともひとつの視点として
これから先に広がる未来をしっかり見ようと思います。


今年の桜が教えてくれたこと


コロナウイルス感染拡大が、国内だけでなく、世界中に及んでいます。
1か月前は、こんなに広がるとは思ってもいませんでした。

今、想像していなかったことが起きている状況です。
世の中に不安感が広がっているのを感じます。

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数日前から、近所の桜の花が咲き始めました。

咲初めの時期は、毎年少しずつ違います。
しかし、違わないことがあります。

毎年、「咲く」ということです。
毎年毎年、桜は花を咲かせています。

今、コロナの影響で、私たちの生活が、今までと違ってきています。
いつも通りではないことも出てきています。

しかし、私たちの生活をよくよく見てみると
変わっていないこともたくさんあるはずです。

変わっていないことって何でしょう?

変わっていないことをピックアップしてみませんか?

小さな変わっていないことがたくさん見つかると思います。

そうすると、漠然とした不安が少し和らぎます。

「変わっていないこともある」

今年の桜が、私に教えてくれたことです。

↓ 近所の川沿いの昨日の桜です。
今年も変わらず、咲き始めました。


備忘について


『備忘』という言葉の意味は、大辞林では

「忘れたときのためにあらかじめ用意しておくこと」

とあります。

忘れることに備える、ということです。
(備忘録と言うように)

ある講演会で、
“人には、忘れる能力が備わっている”
・・・人の能力・機能として、『備忘』という言葉を使っておられました。

この使い方は、とても素敵だと思いました。

若い頃に比べると、高齢になればなるほど、物忘れが多くなってきます。

若い頃には考えられなかった能力が、年齢を重なるごとにパワーアップしていく!
若い頃には発揮しきれていなかった『備忘』の能力を発揮し始めている!

『備忘』の本来の意味ではなくても、こうして前向きにプラスに捉えてみると
少し楽しくなりませんか?

記憶力への執着も少し緩んで、これからの未来が楽しみになります。

少し視点を変えると、未来が変わるきっかけが生まれます! 面白いですね。


冷静に恐れる


新型コロナウイルスの感染が広がっています。

日を追うにつれて、さまざまな情報が入ってきます。

不安だから、不安を解消するために、情報を得て、安心しようとしますが
確たる情報はなかなか得られない状況です。

新型コロナウイルスに対して、冷静に恐れ、対処したくても
この情報過多の時代、情報が交錯し、迷子になりそうです。

今のところ、手洗い、うがい、マスク着用して、
何よりも、十分な睡眠をとって、きちんと食べて、しっかり仕事して、
いつもどおりに生活しようと思います。

過剰過敏に恐れて心が乱れると、身体にも影響しそうです。

いつもどおり、元気よく!笑って!前向きにいきましょう!

能天気と思われるかもしれせんが、至って冷静に恐れての判断です。


どんな仕事も、誰かを応援すること


先日、大阪国際女子マラソンを沿道で応援しました。

数年ごとに無性に応援しに行きたくなります。
お気に入りの応援スポットがあり、今回もその場所で応援してきました。

「がんばれ!!」「ファイト~!」
初めは、小さめの声しか出ません。
だんだん応援の熱が入ってくると、大声を張り上げて、
てのひらが真っ赤になるほど拍手して応援します。

まわりの応援する人たちとの一体感を感じると、
いっそう大きな声援になっていきます。
そんな自分がやめられな~い。止まらな~い。
かっぱえびせん食べていないのに(笑)

応援するってほんとに楽しいですね。

毎回感じるのは、
応援する人がこんなにたくさんいる、ということです。
そのことが何よりも嬉しくてたまりません。
人を応援しようという心を持つ人たちが、世の中にはたくさんいる。
そのことを肌で感じられるのが嬉しくてたまりません。

走者が走り抜ける瞬間、走者との一体感のようなものも感じます。
走者も、見ず知らずの私たちの応援を、走る力に変えているのが感じられます。

私は「どんな仕事も、誰かを応援すること」だと思っています。
人と直接かかわる仕事でなくても、見ず知らずの誰かの何かが良くなることに
どんな仕事も必ずつながっています。

そう考えると、私も多くの人に応援してもらっています。
顔も見たことのない多くの人たちの仕事に支えられています。

今、文章を打っているこのパソコン。
数千、数万の部品で出来ています。
その部品のひとつひとつに、多くの人の仕事が詰まっています。

毎日の食べるご飯(お米)。
自分の手元に来るまで、誰と誰と誰のどんな仕事があったのか?
想像してみると・・・多くの人に支えられて暮らしていることに気づきます。
ありがたくて、ご飯がもっと美味しく感じられます。

身の回りのものも、目に見えないものも、
たくさんの人の仕事から生まれたものに、私たちは支えられています。
そして、あなたも、私も、誰もが誰かを支えています。

支えられ、支える。
応援され、応援する。

こんなふうな見方をすると、世の中が優しい場所になります。

優しい場所にいると、優しい気持ちが溢れてきます。
優しい気持ちで、仕事したくなります。

仕事は、誰かの応援♪
今日も楽しく♪ 軽やかに♪

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話を大阪国際女子マラソンに戻して…
全走者が通過すると、おじさんが「それじゃ、また来年!」
と別のおじさんに声をかけて、笑顔で去って行きました。
毎年ここでだけ会う人たちなのでしょうか?
こういう出会いも素敵だなと思います。
このおじさんたちの仕事にも私は支えられていると思うと
どの人も他人とは思えないのです(笑)

↓ 往路・先頭集団 がんばれ!!

↓ 復路・先頭の3人 がんばって!!


選べる能力


日常の、世の中の、世界の、見え方は人それぞれ違います。

出来事をポジティブに受け取ると、ポジティブに過ごせます。
出来事をネガティブに受け取ると、ネガティブに過ごせます。

「過ごせる」は「過ごすことができる」です。
「できる」は「能力がある」ということです。

ということは、ポジティブ、ネガティブ、
どちらも私たちが備えている「能力」です。

ポジティブ能力で過ごそう!を選ぶこともできれば
ネガティブ能力で過ごそう!を選ぶこともできます。

「選べる」 
これも、私たちの素敵な「能力」ですね。

私たちには、選べることがたくさんたくさんあります!

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冬場は空気が澄んでいて、イルミネーションが一際美しいです。
ポジティブに楽しみました!

↓ 大阪市中央公会堂のプロジェクション・マッピング
イマジネーションをかき立てられる素敵な光のショーでした♪

↓ 御堂筋のイルミネーションも幻想的でキレイでした

↓ いつもと街の見え方が変わると、足取り軽やかに楽しくなりますね☆


「笑う」と「前向き」は相性抜群


笑っているときの顔の向きを、気にしたことはありますか?

笑っているときは、たいてい前を向いています。

(くすくすと笑いをこらえているときは、顔は下向きになりがちですが。
これは笑ってはいけない場面でのことなので、例外としますね)

笑いながら、嫌なことを考えることはできません。
心から笑っているとき、嫌な気分になれません。
逆に、嫌な気分のときは、笑えないですよね?

嫌な気分のときは、俯き加減になりがちです。
笑っているときは、顔を上げています。前を向いています。

顔を上げて笑っていると、気持ちも前を向きます。前向きになります。

「笑う」と「前向き」は、セットなんですね。

相性の良い仲間。

「笑う」さんと「前向き」くんが、
肩を組んでいる姿や手をつないでいるところを想像すると面白いです。

こんなふうに遊んで捉えてみると、楽しくなります。少し笑えませんか?

楽しくなると、笑顔になって前向きになります♪

相性抜群です♪♪

令和元年最後の1ヶ月は、新しい年に顔を向けて
たくさん笑って前向きな時間を増やしませんか?


スーパーマーケットのカゴの中身


本当に人それぞれだな、と思うことが日々たくさんあります。

人それぞれ、その違いが、私たちの生活を豊かにしてくれていると日々感じています。

スーパーマーケットに食料品など買い物に行きますよね?
(生まれてこの方、スーパーに行ったことございませんざます~の人には、
この後の話がわからないかもしれません(笑)お覚悟を!!・・・?? 何の??)

他の買い物客の買い物カゴの中身をチラッとでも見たことありませんか?

そんな失礼なことをしたことはない!と断言するそんな人も
レジ待ちの列に並んでいるとき、前の人のレジ・チェック中の商品を
なんとはなしに見ていませんか?

「豚肉のパック山盛り買ってるなあ。今日特売日だっけ?」
「今晩、鍋にするんだろうな」
「わ~、お菓子ばっかりやん」
「あっ、牛乳買い忘れた!!」

他の人のカゴの中身を見て、その人や家族の食生活を想像したり
自分の買い忘れに気づいたり、そんな経験はありませんか?

それに、カゴの中身がまったく同じ人はいません。
(特売の卵だけ買いに来た、という人も何人かいるかもしれませんので
言い切れないですが、確率は低いと思います。おまけしてください~ 笑)

カゴの中身は、人それぞれ違います。

その人の生活背景やそのときの状況など、
さまざまなものが、カゴの中に表れています。
その人が、カゴの中に表れているとも言えます。

_____________
カゴの中身が、まったく同じ人はいません。
カゴの中身は、人それぞれ違います。

カゴの中身の違いは、ただ単に「違い」です。
個々のカゴの中身に「間違い」はありません。
_____________

これは、すんなり理解できますよね?

さて、ここで、場面がスーパーから職場に変わりました。

一緒に働く人たちは、同じ職場という背景を共有していますが
それぞれの生活や人生があります。

あなたのカゴには、あなたの考えや思いが入っています。
上司のAさんのカゴには、Aさんの考えや思いが入っています。
後輩のBさんのカゴには、Bさんの考えや思いが入っています。

カゴの中身が、まったく同じ人はいません。
カゴの中身は、人それぞれ違います。

カゴの中身の違いは、ただ単に「違い」です。
あなたの、Aさんの、Bさんの・・・個々のカゴの中身に「間違い」はありません。

スーパーのカゴの中身と同じように、少し受けとめ方をずらしてみると
相手に対する考え方や感情が今までと少し違ってくるかもしれませんね。

スーパーのカゴの中身だと思って
相手のカゴに何が入っているのか興味を持ってみる。
相手が発する言葉から、相手のカゴの中身を想像してみる。
相手のカゴから何が出てくるかを面白がってみてる。

肩の力を抜いて、気持ちを遊ばせて、想像したり考えたりしてみませんか?

まずは、気楽に、スーパーでの買い物カゴでの想像から始めてみてはいかがでしょう?

考え方がやわらかくなってくると、感情もやわらかくなってきます。
イライラが小さくなり、イライラする回数がさらに少なくなり、
やがて消えてしまうかもしれませんね。

想像力は、頭も心も柔軟にするスーパー・パワーです!!

本当に人それぞれだ、ということを日々感じられると
人それぞれ、その違いが、私たちを豊かにしてくれているということを実感し
ありがたく受けとめたくなります。


海が見たい!


先日、三重県の鈴鹿に行ってきました。
近鉄白子駅で下車。少し時間に余裕があったので、駅周辺を散策。

駅から5分ぐらい歩くと海に出ました。

「海に出る」と書きましたが、厳密には海が見えないのです。ガ~ン!!

背の高い堤防があり、その堤防に登ってみると、堤防に沿った港に小型船が停留しています。
その港の向こうに、これまた高くて長い防波堤が続いています。
その防波堤に当たる波の音は聞こえるのですが、海そのものは見えません。
視界に入るのは、船と防波堤と空。

「ここまで来て、海が見えないってどういうこと??」(5分しか歩いてないのに^^;)
残念な気持ちと少し重たい気分(テンション下がる↓)になりました。

やはり海が見たい!

堤防を降りて、堤防沿いの道路を歩くことにしました。
この堤防がどこまで続いているのか分かりません。保証はありません。
この後の予定の移動時間を考えて、行けるところまで歩くことにしました。

てくてく歩いて行くと、堤防が切れ、目の前に海が広がったのです!

水平線の見える広い海に、一気に心が晴れました。
海が見られて本当によかったです。

当たり前のことですが、
「動く」と「ものの見え方」が変わります。

私たちは、感情的になっているとき、起きている出来事に囚われがちです。
腹が立ったり、イラッとする出来事に意識が向きます。

「囚われる」を言い換えれば、「じっと一所にいる」「動かない」状態です。
辞書には「固定した価値観や考えに拘束される」とあります。

それに、私たちは感情的になっているとき
「動かない拘束状態にいる」ことにも「気づかない」でいます。

10月12日・26日に『感情と上手につきあうコーチング・セミナー』を開催します。

「動く」と「ものの見え方」が変わるを体感しませんか?

海を見に行くというように物理的に動くのではありませんが、
対話や質問によって、考え方や受けとめ方を動かして、
もののとらえ方や見方を広げていきます。

あなたのなかに、まだ見ぬ海が広がっていると考えてみるのもいいですね(笑)

保証を求めないで、まずは動いてみませんか?
(保証を求めたとたん、動けなくなります。
日常でもよくありますが、このことにもなかなか気づかないのです)

私が「海を見たい」と少し先の未来を見て動いたように、
あなたも「○○○したい、△△△になりたい」と少し先の明るい未来を見て
一緒に動き出しませんか?

☆ 主催セミナー 2019年10月12日(土)・26日(金)開催
『感情と上手につきあうコーチング・セミナー』


工事の騒音は、本当に騒音?


近所で工事が続いています。

キーッ!ギッギーッ!キーッ!ギッギーッ!

耳をつんざくような金属音です。

うるさくて仕事に集中できない!
キーッ!

工事の音ではなく、私のこころの音(笑)
お猿さん状態です。申年生まれで~す!

キーキー言ってないで
お猿さんから人間になろうと思いました。

人間の私は、想像します。

音が聞こえてくる位置からすると、近所の民家のようだ。
改修か増築の工事かな?
その家の家族がより快適に暮らせるようになるのだろうな。
介護のためのバリアフリー工事かな?
子ども部屋をつくってるのかな?
使い勝手の良いキッチンに変わるのかな?

すると、家族の笑顔が浮かんできます。
家族の役に立っている様子が浮かんできます。
家族の幸せな未来に向けて、今、工事音が出ていることに思い至ります。

工事している人も
「音を出して嫌がらせしてやろう、ウッシッシー」
そんなことを思ってもいないでしょう。

工事している人は、
その家の人たちの快適な暮らしのために作業してくれてます。
未来の笑顔と幸せのために仕事をしてくれています。

この音は、誰かの幸せのため。

そう考えると、なんだか優しい気持ちになります。

こんなふうに少し想像するだけで
さっきまで「騒音」だった音が気にならなくなるから
アラ!? 不思議♪

その後は、快適に仕事に集中していました。

想像することは、思っている以上に大切です。

人間に与えられているのが「想像力」。

人間になって、想像してみてください!!


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