日々これ好日

桜の花の満開の下


近所の桜並木の遊歩道を散歩するのが楽しい季節です。

たんさんの桜の木があるにもかかわらず
なぜかいつも、ある一本の桜の木にスズメたちが集まってきて
桜の花をついばんでいます。

何か理由があるのでしょうか?

不思議だな~と桜の木を見上げると
スズメと目が合いました!
(鳥の目は横についているから目が合っていないかも)

正確には・・・
スズメと目が合った気がしました!

このスズメ目線で私を見ると
「この人は、いつもこの桜の木に下で、こちらを見上げているけれど
何か理由があってのことだろうか??」

もしかすると、互いに同じようなことを考えているのかもしれません。

スズメは人間のように考える脳を持っていませんから
こんなことを考えている可能性は低いです。。。

これが人間同士なら、目が合った瞬間から会話を交わせます。

ニッコリと微笑みかけて、会話が始まり、理由を知ることができます。

互いに会話できる、話せるのは、とても素敵なことです。

人の考えや気持ちを理解するのは、豊かなことです。

目の前の人との何気ない当たり前の会話をもっともっと大切にしよう。

大切にするものをひとつ、私にプレゼントしてくれた今年の桜とスズメ。

またご挨拶に伺いますね!


大阪城の石垣と人


先週は、大阪城近くの病院での研修でした。

帰りは大阪城のお堀端を歩いてみました。

「浜端」が「堀端」を歩く!(笑) ダジャレにもなってない??

よく通る道で、いつも同じように大阪城を眺めながら
築城当時のこの辺りの様子を想像して楽しく歩いています。

今回は、石垣の美しさにあらためて魅せられました。

当時の人々が、大きな石を積み上げて石垣をつくっている様子を
想像してみました。

活気のある働きぶり、揉め事に喧嘩、笑い声など、
当時の人たちの手でつくり上げていく様子が自然と浮かんできます。

大阪城の石垣の美しさは、人の手によってつくられた、積み上げられた美しさであり、
ただの石ではなく、人の思いや生活や時代が凝縮した、いろんなものが詰め込まれた美しさのように感じました。

次回このあたりを歩くとき、大阪城に何を見るのだろうか?と楽しみです。

数百年前からある大阪城と現在のビルが混在しているのも魅力です。

今、私たちが暮らする場所にも、数百年前の人々の暮らしがあったことに気づかせてくれます。

目に見えないものを想像するのは、いろんなことの有難さに気づくきっかけになります。


「あいだ」を想像&創造する


先週、広島での仕事が終わってから、広島市現代美術館に立ち寄りました。

面白そうなテーマの美術展がちょうど開催されていました。
『交わるいと 「あいだ」をひらく術として』

“タイトルの「いと」は素材としての糸を意味すると同時に、
作り手たちの「意図」でもあります”
というところに惹かれました。

『面と容』という樹皮を使った作品は、ひとつは「面」を表現し
もうひとつは「容」を表現しています。
どちらも同じものなのに、違うもの(面と容)のふたつの作品になっています。
ふたつでひとつ、とも捉えられます。

素材が交わり、作者の意図が交わり、
このふたつの「あいだ」にあるものを想像する 私が交わる。

言葉ではうまく表現できませんが、何かしら「あいだ」がひらかれていくのを
体感しました。

作者自身の脳の画像を作品にしたものもありました。
作者の想像力と創造力によって
脳の画像が、色鮮やかなアートになって目の前に存在する面白さは
驚きと同時に新鮮でした。

物質としての糸
人(作者)の意図
そして、目に見えない「いと」が交わって、
見る人それぞれに、その人の中から何かがうまれてくるような空間になっていました。

美術館は、私にとって、じっくり感じて自分で考えるための
大切な場所になっています。


タイミングと選択


新聞に掲載されていた ある人のインタビュー記事に
「死ぬタイミングは、自分では選ぶことができない」
とありました。

変えようのない事実です。

死ぬタイミングもそうですが、「生まれるタイミング」も
自分では選ぶことができないのではないでしょうか。

選べるとすると、「生と死のあいだ」

生まれて死ぬまでのあいだ。

生きている今、自分の考えや行動には、自分で選ぶ余地がある、ということです。

死ぬタイミングは選べなくても
健康で幸福に生きるための考え方や行動は選ぶことができます。

より健康により幸福に生きるきかっけをつくるメンタル・コーチングセミナーを開催します。

ピンときた~、なんだか面白そう♪、あっ、その日空いてるー、
皆さまのご参加をお待ちしています!

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今が、何かを選ぶ・・・まさにそのタイミングかもしれません!

健康で幸福に!いきいきと働き続けるための
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今年を振り返るときに大切なこと


2017年も今日で終わりです。

ここ数年、特に今年を振り返って
習慣になっていることを見直してみませんか?

「そのとき」は、良いと思って始めたことでも何年か経つと
「今」、本当に必要なことなのか?
「今」、これを続けることでどんな影響があるのか?
この習慣と同じような、よく似た習慣はないだろうか?
この習慣は、未来が良くなるためのものだだろうか?

これらはほんの1例ですが、より多くの視点、複数の視点から、自分に問いかけます。

そして、よく考えます。

よく考えると、続けること、やめること、どちらにするか明確でないこと、
新しく意識したいことや新しい習慣が、自分のなかから湧き上ってきます。

振り返りで大切なのは、振り返って終わりにするのではなく
「未来が良くなるため」のものと位置付けて、振り返ることです。

セルフ・コーチングでもできますが
より多くの視点から考えるには、コーチと一緒に振り返る
個人コーチングがおすすめです。

2018年の未来が、より良くなるための振り返りをしましょう!

2018年は、どんな1年にしますか?
どんな体験をしますか?
どんな未来をつくりますか?

「~にしたいですか?」ではなく、「~にしますか?」です。

問いかけの違いが、未来を創りだします!

良いお年をお迎えください。


人生時計


人の一生を24時間に例える「人生時計」。

20歳なら午前6時半。
30歳なら午前10時。
40歳なら午後1時半。

年齢を「3」で割ると時間が出ます。

この計算でいくと、私は夕方の4時半。
暮れかけている・・・
黄昏時に入りかけている・・・軽いめまいに襲われました(笑)

人生まだまだやり切っていません。
これからがスタートだと思っています。

そこで、私の「人生時計」を作ることにしました。

上記の時間は、人生80年での算出です。

男性の平均寿命は80歳ですが、女性は87歳です。

人生87年で計算し直しました。

午後1時過ぎです!!

俄然、やる気が湧いてきました。

昼の太陽の下、ぐんぐん伸びていきますよ~。
まだまだ成長しますよ~。

「人生時計」という考え方は、とても面白いです。
ただ、この考え方にとらわれることなく、
時計の針を自由自在に動かす柔軟な考え方のほうが
人生を楽しめると思いませんか?

想定内のこと、想定外のこと、何でも起きるのが、人生だから。


正倉院展~見えないものを見る力


週末の午前中、仕事先の病院へ向かう途中、大阪城のお堀端を通りました。

秋の陽光に柔らかく揺らめくお堀の水面と色づきはじめた木々が
とても美しく、しばし見とれてしまいました。

これから紅葉が深まると、同じ場所がまた違った景色を見せてくれるでしょう。
これからの季節が楽しみです。

仕事が終わって、午後からは完全オフ・タイム。
奈良に向かいました!
お目当ては『正倉院展』です。

その前に、東大寺周辺を少し散策しました。
人気スポットだけあって、観光客で賑わっていました。

池の紅葉が夕日に映えて、大阪城のお堀端とはまた違った秋の趣きを楽しめました。

正倉院展は、毎年ではありませんが行っています。
展覧期間が短いので、気づいたときには終わっていた~、もよくあります。

今回も行ってよかったなと思いました。

私にとっての正倉院展の魅力は、何と言っても
当時の「人」を感じられることです。

当時の人は、もちろんそこに存在しませんが
展示されている宝物ひとつひとつから
当時の人の姿や様子が、なぜか目の前にいきいきと現れてきます。

祭事に使う花籠(けこ)は、竹で美しく編み上げられています。
丹精込めて花籠を作っている人の姿や花が供えられている様子や儀式などが
浮かんできます。

「見えないものを見る力」を自然と引き出してくれる。

正倉院展は、まるで「コーチ」のような存在です。

コーチングで、コーチがすることと同じように感じます。

正倉院の展示宝物は
決して私をどうこうしよう、私を変えようとはしません。
私に押し付けるような行為もしません(動かないですから、できません笑)。

ただそこに存在するだけです。
その存在が、「見えないものを見る」きっかけをつくってくれます。

コーチとコミュニケーションを交わすことで
クライアントさんは、今まで見えていなかったものを自分で見つけます。

これが、クライアントさんとコーチとの関係性から創り出されるものです。

話を正倉院展に戻して・・・
後半に展示されている古文書にいつも興味深々です。

今回も「始末書」や「依頼書」など
当時の人を身近に感じられる文書が展示されていました。
現代人と同じようなことを当時の人もしていたことに
そんなに変わっていない部分もあることに、何とも言えない安堵感を覚えます。

当時の人の様子がありありと目の前に立ち上がってきて
想像力を膨らませて、楽しく遊びました。

今回の正倉院展で気づいたことは
結局のところ、私は「人」が好きなんだ、「人」を感じたいんだ
ということです。

だから、「人」とかかわる「コーチ」をしているのだと。

これからも、クライアントさんの「見えないものを見る力」
「見えているのに、見ていないものを見る力」を
正倉院展の宝物のごとく!? サポートさせていただきます!!


人生のリセットボタン・スタートボタン


仕事先からの帰り道、あるお寺の掲示板に貼られていた言葉が
とても素敵でした。

『人生にはリセットボタンはないけれど
スタートボタンは何回でも押せるんですよ』

体はその場で立ち止まっていますが、心は跳ねる感じでした。

スタートボタンは何回でも押していいんですよ、
と優しく温かく背中をそっと押してくれる言葉です。

今日も明日も、毎日スタートボタンを押し続けたいです。

軽やかに前進!!


「考える」を考える


最近、考える力をもっと養いたいという気持ちが大きくなっています。

今の時代、ネットで何でも簡単に知ることができます。

ネットがなかった頃は

アアデモナイ~
コウデモナイ~

まずは、調べ方を考えます。

なかなかたどり着けなくて

アアデモナイ~
コウデモナイ~

アアデモ~、コウデモ~を
何度も繰り返して
知りたいことにやっとたどり着きました。

知りたいこととたどり着く先の間には
「考える」という作業がたくさんありました。

その「考える」が、「次の考える力」を養う
土台になっているのではないかと思います。

ネットは、本当に便利です。得る物がたくさんあります。

ただし、便利さと引き換えに失っているものもあると思います。

私は自分で「考える力」が、弱くなってきているような・・・
少しずつ少しずつ失っているような・・・

ネットに限らず、便利で快適な暮らしを手に入れることで
失くしているものもある・・・便利さと快適さを享受しながら
頭の片隅にいつも引っかかっています。

私は自分で考えることを大事にしたいです。

考えるのは楽ではないけれど。

「考えるを考える」からスタート!


7年前の精神科看護の記事


先日、精神科の看護師さんの研修を担当させていただきました。

ご依頼者は、2010年8月号『精神科看護』の私の執筆文を読んで
ご連絡くださいました。

「管理者とスタッフ 思いのズレを考える」という特集のなかで
よりよい人間関係の構築に向けて、コーチングの観点から書かせていただきました。

そのなかの、「認めてほしい」「ほめてほしい」という期待を手放す
というのが印象に残ったとのとこでした。

期待を手放すのは、とても怖いことです。不安です。

しかし、期待を手放したその先には、何事も自分で選んで決めて生きる人生があります。

期待を握りしめていたときのような、怖さや不安は消えてなくなります。

先月、お会いした精神科単科病院の看護部長さんも
同じ精神科看護での私の記事を読んだとお話してくださいました。

7年前の記事を今も憶えてくださっていて、本当に嬉しいです。

内容は、今もまったく変わることのないものです。

変わったところがあるとすれば、
書いた内容以上に、広がり、深まっている、ということです。

パワーアップしています!

パワーアップしたコーチングに触れてみてください!


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