日々これ好日

『私の中に答えはあるか』 内田春菊 著


私の中に答えはあるか』 ~ タイトルに惹かれて手にした一冊の本。
著者は内田春菊。
自分とは、別世界にいると感じていた人の本でした。
これも何かの縁、読んでみようと思いました。
男女の関係をベースに、12編の短編集です。
男女の関係だけでなく、私たちを取り巻く人間関係を、著者独自の視点で描いています。
何気ない会話や行動に対する洞察力がとても鋭いのです。
ドンピシャでなくても、「あっ、そうかぁ。そういうことかぁ」
思わず納得していました。
自分では気づかいない角度から、切り込んでこられるので、
今まで使っていなかった脳が働き出した感じさえします。
内田春菊の作品、もう一冊ぐらい読んでみようかな、と思っています。


誰でしょう?


夜遅く、ちょっとだけ年下の友人からメールが来ました。
「まだ、起きてはります?」
「起きてるよ」
返信したとたん、電話が鳴りました。
「結婚するんです。誰でしょう?」
(私の心の声は) 
“誰”とは、相手の人のこと?
とういことは、私も知っている人だね。
これって、結婚相手を当てるクイズかい?
いくつかヒントをもらったけれど、わかりません。
まさに、クイズ状態。
っていうか、お付き合いしている人がいたのも、今、知ったのよ。
ちょっとだけ年上の友人から来ていたメールを思い出しました。
メールのタイトルは「ダ・ヴィンチコード並に意味を含ませたメールです・・・」
先日、ちょっとだけ年上の友人と三人でランチをしようと、
ちょっとだけ年下の友人からお誘いがあったのですが、
私の都合がつかず、ちょっとだけ年下と年上の友人の二人は、一緒にランチを。
その時、結婚の報告がされたようです。
ダ・ヴィンチコードは、このことだったのですね!
相手を当てることはできなかったけれど(正解だったら、ズバリ賞でも頂けたの?)報告を聞いて
本当にうれしかったです。
妹のようにかわいいちょっとだけ年下の友人との数々の思い出が、走馬灯のように。。。
幸せになってね。
心から、おめでとう!


通勤途中のひったくりにご用心!


ひったくりと言えば、夜に狙われることが多いのですが、
朝、それも通勤途中のひったくりが増えているとのことです。
テレビのニュースで、ひったくりの多い付近の駅では、構内アナウンスをしたり、
駅までの道路にのぼりを立てたりしている映像が・・・私の最寄駅でした。
悲しいなぁ。
私も十年以上前、一度、夜、ひったくられました。
悲しいけど、現実。
ひったくられても、住めば都。


フィンランドに日本人の優しい時間が流れる『かもめ食堂』



心地よい時間が、ゆったりと流れていく映画『かもめ食堂』。

フィンランドで、日本人がおにぎりを出す。
想像したことのない組み合わせです。

日本人とフィンランド人。
何とも居心地のよい空気感が漂っています。

いろんな匂いのする映画。
フィンランドの町の匂い。海の匂い。森の匂い。
本屋さんのカフェの匂い。市場の匂い。

そして、かもめ食堂の匂い・・・コーヒー、シナモンロール、おにぎり、とんかつに豚のショウガ焼き。
そこには美味しい匂いがあります。
人と人のあいだに流れる小さな幸せがあります。

映画館を出ると、「ガッチャマン」の歌を無意識に口ずさんでいました。
全部歌えるよ。。。ちょっと幸せな気分。観た人にはわかってもらえるはず。

かもめ食堂』のパンフレットは、スーツケースの型をしています。みんな買っていました。


ラウル・デュフィ展


大好きな画家のひとり、ラウル・デュフィ。
中でも好きな作品は、「30歳あるいはバラ色の人生」です。
以前、滋賀県の美術館で開催されていた『パリ市近代美術館展』ではじめて見ました。
私自身、当時31歳。
30歳は、こんなにも美しいバラのような年代なんだ。
うれしくなったのを憶えています。
今回、大阪でのデュフィ展は、水彩画とテキスタイルデザインが中心でした。
芸術家としての幅の広さを感じました。
デュフィの水彩画は、いろんな色が重なり合って、独特の世界を創り出しています。
デュフィの作品にインスパイアされたのか、昔よく通っていた画材屋さんへ。
透明水彩の絵の具を選んでいました。
久しぶりに描いてみようかな。


親友は、時に鏡となってくれる


二十年来の親友と久しぶりの再会。
ふたりで何かをする時、ふたりとも計画を立てないタイプです。
今回は、中途半端に計画をして再会しました。
中途半端は、やはり中途半端になりました。
中途半端でも、その後を一緒に楽しめる親友です。
いつまでも、ゆったりとした関係でいたい人です。
彼女の私に対する考察力には、鋭いものがあります。
とても的確に表現してくれます。
自分を再確認できる、私を映す鏡のような言葉で表現してくれます。
いつも、ありがとね。


靴を履いたマルチーズ


犬と散歩している?犬を散歩させている?人を見かけない日は、めったにないような気がします。
今日、靴を履いて歩いているマルチーズ犬を見かけました。
ちょっと歩きにくそうに、ヒョコヒョコ歩いていました。
四つの小さな足に、白地にピンクのかわいい靴。
靴を履かせて、また脱がす。
けっこうな手間だと思います。
家に帰って、足の裏を拭くほうが、ラクな気がしますが。
犬が「靴履かせて!」と言うわけもなく、飼い主さんが、そうしたいのでしょうね。
犬は、ペット、家族の一員、しかし、動物です。
肉球でしっかりと歩いてほしいなぁ。
あのマルチーズの肉球は、生まれた頃のように、ピンク色だったりして。そんなわけないっか。


ヨドバシカメラのレジで


ヨドバシカメラのレジで、「マツモトキヨシ」のポイント・カードを出してしまいました。
店員さんに言われるまで、気づきませんでした。
キヨシのカードは、けっこう目立ちます。
あぁ、はずかしいなぁ。
すると、隣のレジでも、
「ヨドバシカメラのポイント・カードお願いします」という店員さんの声が。
隣のレジをチラリと覗いてみると、
おじさんが、「ヤマダデンキ」のポイント・カードを出していました。
ヨドバシカメラの店員さんは、一日にどれくらい自社以外のカードを見ることになるのだろう?
そんなことを考えてしまいました。
私もホテルのフロント勤務時代、
チェックインのお客さまに、競馬の馬券のマークシートを手渡されたことがありました。
清楚な印象の女性のお客さまでした。
旅行会社の宿泊クーポン券と間違えたのです。
「顔から火が出る」ってこういうことね。彼女は顔を真っ赤にしていました。
お客さまと接するお仕事は、お客さまの意外な一面を垣間見ることができます。


地道に、淡々と


うれしいニュースが舞い込んで来ました。
私は、ある市民団体の活動に少しだけ参加させていただいています。
その団体の活動が評価され、多額の寄付を受けることに!
自分のことのように、それ以上に、うれしい気持ちでいっぱいになりました。
自分達の目指すビジョンに向かって、地道に、淡々と、活動し続ける。
認めてくれる人たちが、ちゃんといる。
世の中、そう捨てたもんじゃない。神様は、ちゃんと見てくれています。
世の中は、めまぐるしく変化していきます。そういう時代だからこそ、
私も、地道に、淡々と、自分のビジョンに向かって進んでいこう。
力強く、うれしいニュースでした。


かもめ食堂


小林聡美主演のテレビドラマ 『神はサイコロを振らない』が昨日で最終回でした。
最終回の最後のほうで、家の近くを流れる小川(よく茂った緑や石畳に囲まれ、小橋が架かっている)
でのシーンがありました。
たぶん、最終回だけでなく、何回もあったと思います。
その時、アッと思い出しました。
数年前のドラマ『すいか』にもよく似たシーンがあったことを。
“神は~”もよかったけれど、“すいか”も大好きでした。
言葉のひとつひとつがじんわりと心に染みるドラマでした。
たぶん、年代も近く、等身大で演じる小林聡美が好きなんだと思います。
これまた、“神は~”の最終回でやっと気づいたのですが、
ともさかりえ、ラーメン屋台のもたいまさこ・・・『すいか』と出演者が同じだと。
そういえば、家の中のシーンも同じように落ち着ける雰囲気でした。
そして、小林聡美主演の心待ちにしていた映画が上演されます!!
タイトルは、『かもめ食堂』。
舞台は、フィンランドのヘルシンキ。
小林聡美、もたいまさこ、片桐はいりの共演です。
片桐はいりも『すいか』に出演していましたね。個性的な刑事役で。
好きなドラマや観たい映画って、どういうわけだか、ちょっとしたところでつながっているものなんですね。
ひとつ前(3月14日)の日記に登場した“杉さまに悩む彼女”が、近くにいれば、きっと一緒に観に行こう!
お互いにわけもなく、はりきっていただろうな。
DVD 『かもめ食堂』 


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