日々これ好日

杉さまに悩む彼女



東京で暮らす友人からハガキが届きました。
思わず笑ってしまいました。

「さいきんのあたくしは 毎年コーレイの杉さまに
悩まされております。寒がりのあたくしなのに
ポカポカ陽気の日ほど こわくてお外に行けへん!
洗たくする時もベランダで
左のようになってます(笑)
いつ通報されるかとビクついてまぁす」

彼女からのハガキの本文と手書きイラストです。
(本人の了承を得て掲載しています。)

彼女は、半端じゃなく、ホンマもんの花粉症です。毎年、ほんとにつらそうです。
原形そのままっぽい数種類の漢方をオブラートに包んで流し込む姿が浮かびます。

自分のしんどさを笑いにかえて届けてくれた彼女に拍手~!
実物も見てみたいな。


春よ、来~い!


今日の午前中は、気持ちのよい晴天だったのに、午後からは雪と雨が交互に。
とっても冷えましたね。
そんな空模様を眺めていると、実家の愛犬ルルのことが気になりました。
ルルの毛色はシルバーです。
トイプードルなので、クリクリ巻き毛でチャーミングです。
一時期、ルルを預かってもらった友人に言わせると、
「飼い主(私)と違って、ルルは色っぽいねん」。
ルルのことをほめて(?)もらえると嬉しい。
軽く親バカです。
そんな彼女も今年で12歳になります。
つい最近、実家に帰った時、ルルも歳をとったなぁと感じました。
お腹あたりの肌がところどころ見えているのです。
ピンク色のやわ肌があらわに。
犬も年齢を重ねると、薄毛になってくるのですね。
たしかに、シルバーとピンク、配色はやわらかくて春らしいのですが・・・。
ルルのためにも、早くあたたかい春が来てほしい。
空を眺めながら、ふと思いました。


カニを求めて舞鶴へ!


先日、妹家族といっしょに、舞鶴へカニを買いに行きました。
ちょっとした小旅行気分♪
“とれとれセンター”で、カニ、サザエ、甘エビを買いました。
夜は帰ってカニを食べるから、お昼はイカ・イクラ丼にしました。
妹は、トンカツを注文。せっかく日本海まで来てるのに、トンカツって・・・ねぇ。
帰って、まず前菜の甘エビとサザエのつぼ焼きから食べ始めました。
かなり幸せ♪でも、前菜と言うには多すぎる!
この2種類で、すでに満腹。甘エビとサザエ。なかなかやります。あなどってはいけません。
カニは、ひとり1杯ずつ。半分ちょっと食べて、もう限界だ~。
しばし休憩して、再チャレンジ。
でも、残してしまいました。
みんな幸せそうな顔をして食べていました。特に、妹がね。
おいしいものを食べてる時って、ほんと幸せですよね♪
残したカニ、戻って来ないかな。今なら食べれる。


映画『ホテル・ルワンダ』


またまた映画のこと。
日曜日に、『ホテルルワンダ』を観ました。
『THE有頂天ホテル』のように、“ホテル”と冠がつくから観ておこうかな、
それにテアトル系だけれど話題作だしね。軽い気持ちでした。
が、カテゴリーとしては、映画『ミュンヘン』と同じです。
こちらも民族紛争をテーマにした実話です。
当時、ニュースで見た映像が、映画の中でもありました。
一般の国民(フツ族の民兵)が、一般の国民(ツチ族)を、大きなナイフで、斬りつけて殺す映像です。
100日間で100万人が虐殺されました。
この映画を観て、当時のニュース映像には、こんな背景があったのだと初めて知りました。
ニュースは、一瞬のうちに、次の話題に移っていきます。
残虐な映像だけが残り、どうしてこんなことになったのか、うやむやにしてしまったり、
わからなくても、わからないままにしてしまったり、私自身、クセがついています。
そんなことも考えさせられた映画でした。
前評判が良い映画なので、混雑覚悟で行ってきました。
朝10時からの上映で、当日に整理券が発行されるので、がんばって9時10分頃着きました。
すでに行列ができていました。整理番号48番、これで座れるとホッしました。
その後も続々とやって来て、立ち見の人もたくさんいました。
私の立ち見経験は、中学1年生の時に観た『E.T』のみです。
夢のある映画は、立ち見でもがんばれますが、『ホテル・ルワンダ』は、
腰を据えてじっくり観たい映画です。
DVD 『ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション』 


ホッキョクグマの皮膚の色


ホッキョクグマの皮膚は黒いのだそうです。
極寒の氷の世界に生きる動物。
真っ白な毛に覆われた下には、黒い肌が存在する。
ホッキョクグマの肌の色が何色か今まで考えたこともありませんでした。
それがどうしたと言われればそれまでですが、私にとっては、ものすごく新鮮で、
知らなかったことを知った子供の時のワクワク感が呼び覚まされました。
経済や政治のことで、知らなかったことを知るのとは、まったくちがう喜びを感じます。
それぞれワクワクすることは違うと思います。
「ホッキョクグマの皮膚は黒い」
なぜだかわかりませんが、私はワクワクします。


アフロサムライ


ネットでニュース速報をチェックしていたら、
“「アフロサムライ」全米TVへ”という見出しを見つけました。
アフロなサムライって何だろ?
武士道ブームと関係あるの?
好奇心からクリックしてみました。
日本で自費出版された漫画で、日本ではほとんど知られていないのですが、
いきなり全米でアニメ放映されるそうです。
サミュエル・L・ジャクソン主演で映画化の話も進んでいるようです。
アフロ犬みたいなかわいいお侍だったらいいな~。
私の期待は、かる~く裏切られました。
そんな期待は見事なまでに吹っ飛ばされるタッチです。
まさにアメリカ人好み。
スーパーマンやバットマン系・・・。
『アフロサムライ』 http://www.afrosamurai.com/


舌をきれいに!グリコ 『BREO ブレオ』


「舌をきれいにするアメ、なめる?」
好奇心から、ひとつ試しにもらって、なめてみました。
舌がツルツルになった感じがしました。
舌をきれいにし、口臭も防ぐ優れもの。
江崎グリコの 『BREO ブレオ』というタブレットです。
携帯にも便利です。
味もミント系で、口の中がスッキリします。
口の中で“掃除機と空気清浄機”が合体したようなものです。
かなり強引なたとえ。。。
ブレオをくれた彼女は、朝からなめて来たとのこと。
ランチは、一緒にカレーを食べました。
普通の辛さのカレーです。
中辛カレーが激辛カレーに変身したの?
というぐらい彼女は咳き込み、苦しんでいました。
とっても辛かったそうです。
はい、見るからに激辛カレーに挑戦した人、そんな感じでした。
舌がきれいになりすぎたのでしょうか。敏感になる人もいるようです。
グリコ 『BREO』   http://www.ezaki-glico.net/breo/index.html


映画『ミュンヘン』


スピルバーグ監督の最新作『ミュンヘン』。
ぐったりとした状態で劇場を後にしました。
1972年のミュンヘン・オリンピックでの史実に基づいたこの映画は、
2時間44分、スクリーンから目をそらすことを許してくれない作品です。
つまらなくってぐったりしたのでなく、精神的に、ぐっさりと、ぐったりときました。
そして、家に帰ると真っ先に、世界地図を広げてしまう、そんな作品です。
イスラエルやパレスチナ問題について、予備知識があるほうが、この映画をもっと理解できるでしょう。
知らなくても、現在の私達を取り巻く世界情勢にどうかかわっているか考えることができます。
ユダヤをはじめ民族間の対立は、長い歴史を経て、その糸を1本1本解きほぐすことができるとは
思えないほど、複雑に絡まってしまっています。
そこに、アメリカという糸が、大義名分のもと、さらに絡まっている現在に、
この映画は、警鐘を鳴らしているように感じました。
以前、同僚だったエジプト人のスタッフに、日本人のスタッフが、
エジプト人とアラブ人を十把一からげにした物言いをした時、
そのエジプト人は、日本人スタッフの胸元をつかんで、ものすごい剣幕で怒りました。
凄まじいものがありました。
その時、民族的なことを決して冗談にしてはいけないと悟りました。
世界には、映画『ミュンヘン』のように、報復につぐ報復、終わりのない報復が、
延々と続いている国々もあるのです。
この映画は観ているうちに、主人公の感情を否応なしに味わってしまいます。
赤みを抜いたカラー映像のシーンでは、白昼夢を見ているかのような錯覚に襲われました。
夢であってほしいと思うほど、出口のない現実がそこにあります。
テロや戦争の映像を、毎日のようにニュースで見聞きします。
私達日本人も望む望まないに関係なく、この複雑に絡んだ糸のどこかに絡まっている、
そんな気がしてなりません。
今の私にできること・・・テロや戦争を、テレビのBGMのように扱わない。
少し意識してみようと思います。
映画『ミュンヘン』公式サイト http://munich.jp/


ハウルの動く城


DVDでやっと観ました『ハウルの動く城』。
劇場公開されている時は、なぜか興味がありませんでした。
キムタクがハウルの吹き替えと聞いても、ふ~ん、その程度の反応でした。
スタジオジブリ作品では『ホーホケキョ となりの山田くん』でさえ、映画館に足を運んだ私なのに、
ハウルをどうして観に行かなかったのか、今さらながらに不思議です。
お城の中での食事シーン。
チーズを見た瞬間、『アルプスの少女ハイジ』のチーズだ!うれしくなりました。
一気に童心に返りました。
宮崎作品は、いくつになっても楽しめますし、愛や勇気、平和など、
さまざまなメッセージを発信してくれています。
若くても狭い世界に自分を閉じ込めていたソフィー。
90歳の老婆の姿に変えられ、狭い世界から自分を解放し自由になり、
いきいきと行動する姿に、こんな言葉が重なりました。
「80歳を過ぎたら、もっといろんなものが見えてくる。」
荒地の魔女役の美輪明宏が、あるテレビ番組で言っていた言葉です。
90歳のソフィーの言動や美輪さんの言葉に、年をとることが楽しみになってきました。
80歳の私~好奇心を持って想像します。
80歳の私には、どんな世界がみえるのだろう、と。


『地球(ガイア)をつつむ風のように』


ドキュメンタリー映画『地球交響曲』の龍村仁監督のエッセイ集
『地球(ガイア)をつつむ風のように』を読みました。
『地球交響曲』を観に行ったという話を知り合いにしたところ、この本を貸してくれました。
地球交響曲ファンは、けっこう多いのだなと実感しました。
この本には、カムチャツカでひぐまに襲われて亡くなった写真家・星野道夫氏への、
龍村監督のあふれんばかりのおもいが込められています。
星野氏は、第3番に出演予定で、撮影直前に亡くなりました。
ふたりは、今も深いところでつながっているのが伝わってきました。
私達は、“自分”という人生の持ち主であり、さらに“ガイア理論”でいうと、
“地球”という大きな生命体の営みの一環でもあります。
自分にとっては、どんなささいなことも、自分のすべてのように受け止めてしまい、
苦しくなる時があるものです。
そんな時、今、自分に起こっていることを、地球規模で、俯瞰(ふかん)で捉えてみると、
きっと別のものが見えてくる。
おおげさかもしれませんが、そういうメッセージを私は受け取りました。
また、この映画の出演者は皆、目立とうとする派手さはなく、自分の信じる道を、
地球とともに、穏やかに生きています。
実にシンプルです。
『地球交響曲』第1番から5番のDVDが発売される予定です。
多くの人に見てもらいたい作品です。


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