学びコラム

驚くこと


知人のYさんは、“人見知りしない”人です。
自他共に認めるところです。
誰とでも打ち解けて話す人です。
そのYさんのひと言に、私は驚きました。
「この人、ちょっと苦手なんです」
とても新鮮な驚きでした。
人見知りしないYさんには、苦手な人もいない。
何の疑いもなく、信じ込んでいました。
勝手に思い込んでいました。
ちょっと考えてみたら、わかることです。
「人見知りしない」ことと「苦手な人がいる」ことは、
同じ土俵のものじゃないと。
Yさんのひと言に驚いて、
その次に、自分の思い込みに驚いて、
今日は、驚くことの楽しさに出会いました。
誰かが言っていた(書いていた?)のを思い出しました。
「最近、驚きが少なくなった。もっと驚きたい!!」
驚くことは、発見であり、好奇心であり、
いまの自分を実感できる感覚でもあります。


ハプニング


昨日は、自主上映の映画を観に行きました。
映画の途中で、いきなり映像が切れて、画面が真っ暗に。
切れた箇所からの再生が難しいようで、しばし真っ暗のまま。
急に集中力が途切れた雰囲気の中、どうなるのかな?と思っていると、
真っ暗闇の中、映画の始まりに登場した司会の女性が舞台袖から姿を現しました。
「こんにちは~」
司会者の落ち着いた、それでいて、微笑みを感じる声のトーン。
一瞬にして、ホール内に穏やかな空気が流れました。
「こういうことって、めったに起こらないですよね~」
司会の女性は、
今起きていることを受け止めて、今できることをする人でした。
映画の後で、スペシャルゲストとして話す予定だった人に登場してもらい、
映画の雰囲気や味わいを壊さないように、真っ暗の中で、
スペシャルゲストの黒い輪郭だけを頼りに、話に耳を傾けました。
また、そのお話の内容が、観劇に幕間があるように、この映画にも初めから幕間が設定されて
いたかのように、まさにぴったりの内容で、聞けてよかったと思いました。
想定外の事態は常に起きます。
慌てふためくことなく、その場の雰囲気を一変させることなく、できることをする。
そして、その場にふさわしい場を創造する。
ハプニングからの貴重な体験でした。


人事部は見ている。


親しくしていただいている楠木新さんが新刊を出版されました。
『 人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ) 』
6月に出版され、1ヶ月足らずで4刷りだそうです。
売れ行き好調の知らせを聞いて、私もうれしい気持ちになりました。
7月29日(金)の夜、
「なぜ、『人事部は見ている。』は、増刷になったのか」
をテーマに研究会が開催されます。
興味のある方は、楠木さんのブログをご覧ください。
     ↓
http://blog.livedoor.jp/kusunoki224/archives/2011-07.html#20110712
ちなみに、
前回の研究会のコーチングセミナーでは、講師を努めました。
お気軽にご参加ください。


働きづらさに悩む女性 


7月は、働きづらさに悩む若い女性を対象とした
13回講座、その最後、2回を担当させていただくことになっています。
13回の集大成とはいかないかもしれませんが、
今までの学びが、それぞれの人にしっかり根づくような講座にしたいです。
働きづらさが、働きやすさにつながるようなコミュニケーション。
わかりやすくて、楽しい講座にしたいです。


信頼


新しい事業は、少数のメンバーで立ち上がりました。
つい最近、事業を通して知り合ったメンバーもいます。
知り合ったのはごく最近だけれど、
信頼関係は、それ以前から出来上がっていたような関係です。
誰かが指示するでもなく、
パズルのピースがはまるかのように、
それぞれの役割をそれぞれの責任で遂行しています。
よどむことなく、水が流れて行くかの如く ~~ 気持ちのよい関係。
言いたいことも言える。
その瞬間、感じたものを無視することなく、口に出せる。
モヤモヤを残さないで、進んで行ける。
今、「信頼」という体験をしています。


相手を変えることはできない


相手を変えることはできない。
この言葉が、自分の口から発せられる限り、
本当のところ、「相手を変えることはできない」とは思っていないのです。
頭で理解しているだけ。
「相手を変えたい」、「相手に変ってほしい」という願望を持った
自分がまだここにいます。
たとえば、
「夫が変らないことはわかっている。でも、しんどい・・・」
結局、相手に変ってほしいのです。
相手を変えることはできない。
この言葉どおりを体現している人から、
この言葉が発せられることはありません。
この考え方自体、自分の中に持っていない状態です。
何もなくなったとき、
そうある自分がいるのです。


コーチングはいつから始まるのか?


ここ数年、個人コーチングを通して、ある事に気づきました。
それは、
“コーチングは、クライアントさんが申し込んできた時点から始まっている”
ということです。
コーチングを受けよう、その人がそう決めた時から、
その人の中ですでにコーチングが始まっています。
その人の中で、変化が起きるのです。
コーチングを受ける以前の、その人の内面の変化によって、
コーチングがより機能するのだと実感することが多くなりました。
コーチングはいつから始まるのか?
その人がコーチングを受けようと決めたその瞬間から。
コーチングをやってみよう、自分自身と約束した瞬間から。


メンタルコーチング・セミナーのご案内


メンタルコーチング・セミナーのお知らせです。
『 会社が嫌いになったら読む本(日経プレミアシリーズ) 』
著者・楠木新さんが主催される「こころの定年/研究会」にて、
コーチング・セミナーを開催させていただくことになりました。
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テーマは「価値を明確にする」
コーチングが初めての方も気楽に参加していただける内容です。
2011年5月27日(金)18:30~  
場所は大阪産業創造館です。
詳細とお申し込みは、楠木さんのブログをご覧ください。
     ↓     ↓     ↓
http://blog.livedoor.jp/kusunoki224/archives/2011-04.html#20110424
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会社帰りにお立ち寄りください♪ 
はじめましての方、お久しぶりの方、皆さまのご参加を楽しみにお待ちしています!!


心からの承認


新しい事業をはじめます。
自信があるから、はじめるのではありません。
自信とかそんなもの関係なく、「やってみたい」、ただそれだけです。
やってみたいことが、前触れもなく、目の前にポンと現れた、といった感じです。
前触れはなかったと言いながらも、無意識の部分の私はわかっていたのだろうな。
今日電話で、ざっくりと事業の内容を、母に話してみました。
大きな大きな承認をくれました。
母はいつも私を承認してくれます。
母は、いつも私に前へと進む力を与えてくれます。
母の心からの承認は、私の背中を押してくれます。
今もこれからも、たくさんの人に支えてもらうことになると思います。
支えられながら、いよいよスタートです。
発信できるのはまだ先になりますが、皆さん、お楽しみに!


相互依存の関係


スリランカ初期仏教長老 アルボムッレ・スマナサーラ 著
『 こころを清らかにする言葉 』
「仕事とは」という項目にある 以下の文章が心に留まっています。
 

あなたが、もし「自分ひとりの力で生きている」などと思っているとしたら大間違いです。呼吸ひとつ、食事ひとつとっても、人は死ぬまで地球に依存しています。その代わり、人は地球を守っていかなければならず、そのための努力は万人の使命です。これを「相互依存の関係」と呼びます。
 この関係が成り立つのは、食べ物や空気に対してだけではありません。生きるためにご飯を食べるお金をもらうには知識・能力が必要であり、これらは他人から学ぶものです。つまり、労働は完全に相互依存作業なのです。

私たちは日本という国に生きています。
さらに広げて、地球という惑星に生きています。
私たちの生きるこの地球には、
私たち人間だけが生きているのではない、人間だけの力で生きているのではない。
自然や他の生き物は、相互依存の関係にあり、人間の敵ではない。
そのことと向き合うチャンスが、今まさに与えられています。
いついかなるときも、人間が最優先でよいのだろうか?
地球の一生物である私たちは、自然の営みというサイクルの中で、
「相互依存の関係」でしか生きられない、という事実を受け入れ、
人間の営みというサイクルの中で、
仕事を通じて、人と人、相互依存しながら生きている、という事実を受け入れ、
生きていくのが私たちの人間の役割なのだと思います。


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