日々これ好日
宇宙の次元
Newton1月号は、『次元とは何か?』の特集でした。
1次元(線)、2次元(平面)、3次元(立体)までは、
私たちが実際に目にすることができる世界です。
それでは、4次元とは何は?
アインシュタインは、縦・横・高さをもつ3次元空間に加え、
「時間」を第4の次元と考え、この宇宙を「4次元時空」と呼びました。
時間を見ることはできないけれど、
「4次元“時空”」も、私たちの暮らす世界そのものです。
さらに、「4次元“空間”」とは何か?
「4つ目の空間次元(第5の次元)」を加えた超空間を指すのだそうです。
時間を加えると、4次元“時空”。
3次元空間に4つ目の空間を加えると、4次元“空間”。
なるほど。
そして、「4つ目の空間次元」がどちらの方向を向いているのかを目にしたり、
思い描いたり、私たちにはできません。
4次元以上の空間は、その大きさが観測できないほど小さい場合も
あり得るということだそうです。
目に見えない空間。
4次元空間が、私たちのまわりに存在している可能性があるならば、
私の中に存在する可能性もゼロではないと思います。
物理学的には、あり得ないのかな?
素人の想像です。
山焼き直前の秋吉台
山口県の
秋吉台です。
あいにくの
曇り空。
展望台からの
眺めは・・・
ちょっとさびしい。
ちがう
ちがう~
冬らしい。
カルスト・ロードを横断しながらの秋吉台の風景は雄大でした。
他の季節にも、ぜひ訪れてみたい場所になりました。
新緑の頃のハイキングも楽しいだろうな。
2月17日に予定されていた山焼きは、私が訪れた翌日の23日(土)に延期になり、
今日、山焼きの様子を見ようと調べてみると、さらに明日24日(日)に延期になっていました。
こちらのサイトで、秋吉台の風景を楽しめます。
http://iyashi.midb.jp/place/92
秋吉台・秋芳洞 観光サイト
http://www.karusuto.com/
『すーちゃん』 益田ミリ
久しぶりにコミック本を買いました。
益田ミリの
『すーちゃん』 と 『結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日』
この2冊です。
夫なし、男なし、35歳のすーちゃんと、すーちゃんのまわりの人々の日常が、
丁寧に描かれています。
自分自身の感情を無視せず、ちゃんと見ているところが、私は大人だと思いました。
ふだん見過ごしてしまいそうなことを、大事に扱っています。
実は、そこがいちばん大事なことなんだ、と気づかせてくれます。
じんわりと・・・
心にひだがあることに気づきました。
心のひだの一枚一枚まで、大切な感覚が浸透していきます。
私の中にも、すーちゃんやまいちゃんが存在しているからでしょう。
おすすめのコミックです。
私のまわりの人に、この本のことを話したら、速攻で購入した人もいますよ。
般若心経 ア・ラ・カルト
今日のさいだねブログでも、みうらじゅんの『アウトドア般若心経』について書きました。
http://d.hatena.ne.jp/saidane/20080212/p1
般若心経の現代語訳の書籍は、最近たくさん出版されているように思います。
これも世相を反映してのことでしょうか?
私いち押しの般若心経本は、『生きて死ぬ智慧』です。
生命科学者・柳澤桂子の般若心経訳に、日本画家・堀文子の絵をあわせた本です。
堀文子についての日記も書いています。
http://www.a-relation.com/diary/2008/02/01/382/
柳澤桂子の般若心経訳は、私の心に違和感なく入ってきました。
どこを読んでも心に響いてくるのですが、特に、この一節が何度読んでもすばらしい。
真理に対する正しい知恵がないということもなく
それが尽きるということもありません
迷いもなく 迷いがなくなるということもありません
それは「空」の心をもつ人は
迷いがあっても
迷いがないときとおなじ心でいられるからです
“迷いがあっても、迷いがないときとおなじ心でいられる”
自分なりに、「空」を受けとめられたような気がしています。
みうらじゅんではないけれど、
般若心経は、マイブームかもしれない。。。
雪が降る・・・
昨日は一日中、雪が降っていました。
大阪で雪が積もるのは、11年ぶりとか。
外に出て、雪を見ていると、雪の感触を確かめたくなり、雪球を作ってみました。
おお~。
子どもの頃と、まったく変わらない雪の感触だ。
気持ちいい~。
今朝起きて、窓を開けると、雪解けの音が聞こえてきました。
屋根や塀、植え込みの葉の上の雪が、あちこちでリズミカルな音を立てています。
雪解けの音に、清らかな美しさを感じます。
これまた、気持ちいい~。
散歩に出ると、雪だるまを作った形跡が、そこかしこに。
雪は、さまざまな表現方法を持っています。
たまにしか見れない雪だから、
しっかり見て、いろんな考えをめぐらせ、いろんなことを感じ取っておこう。
雪に対しても、好奇心全開♪
些細な事だけれど
スーパーで買い物をしていた時のこと。
ある女性が、商品の棚に接触して、商品が棚から落ちました。
すると、その女性は、5,6メートル離れた所にいた自分の子どもに向かって、
こう言いました。
「○○(子どもの名前)、拾って!」
その子どもは、お母さんに言われたとおり、商品を拾って棚に戻しました。
別に悪くない。。。。。のに、引っかかる。
日本画家・堀文子
『ホルトの木の下で』という本を読みました。
以前、新日曜美術館でも紹介されていた日本画家の堀文子の自叙伝です。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2007/0916/index.html
関東大震災、第二次世界大戦を経験し、海外に移住、世界を放浪し、
さまざまな人々と出会い、89歳の今も絵を描き続けている芸術家です。
自分の心や信念に従って生きてきた人だなと思います。
大正・昭和・平成。
3つの時代を、流されるままに生きてきた人ではないのに、
肩肘張った感じがまったくないのが爽快です。
堀文子という人は、今も少女のような好奇心を持ち続けています。
いきものたちの命を見つめ、彼女は、今日も新しい発見をしています。
いくつになっても成長できる。
成長し続けるも止めるも、自分。
堀文子の 『ホルトの木の下で』は、自分の未来に希望を与えてくれる一冊でした。
89歳の私は何をしているんだろう。
楽しみでしょうがない!
さんまの爆笑☆睡眠トーク
ほぼ日刊イトイ新聞。
久しぶりにのぞいてみたら、おもしろいのがありました!
ほぼ日の睡眠論 『さんまシステム』です。
http://www.1101.com/suimin/samma/index.html
寝ない人、さんまのインタビューが連載されています。
さんまの “クワー(笑)”が文字になると、これまた笑えます。
今日のジミーちゃんの話、おもしろすぎる!
睡眠という切り口だけでも、さんまの影響力は大きいのだなと思いました。
他の芸人さんがマネをして寝ないで、たいへんな目に遭っている・・・これも笑いになる。
生きてるだけで、まるもうけ。
だから、寝なくても大丈夫なのかも。
映画 『アース』とバックミンスター・フラー
先週、ドキュメンタリー映画『アース』を観に行きました。
http://earth.gyao.jp/ ※音が出ます
最近では、NHK『プラネットアース』は欠かさず観ましたし、
古くは、『野生の王国』も毎週楽しみにしていました。(ワシやタカの鳥シリーズは特に!)
子どもの頃から、生き物や自然が大好きな私にとって、
『アース』に登場する生物も自然も、自分とまったく関係ない存在とは思えないのです。
他の生物より、人間のほうが優れているなんて思えません。
他の生物がいるから、私たちは生きていける。
なにひとつとして無関係ではない。
私たち人間の行為の犠牲になっているのは他の生物だ、ということを、
この映画を観てかみしめてほしい。。。
この映画を観終わって、
私がかみしめたのは、バックミンスター・フラーの言葉でした。
「人類とは、この星で、
時間を口にし、生活の糧を稼がなくてはいけないと信じている唯一の生物だ」
人類は今、眼を覚まさないと、本当に取り返しのつかないことになる。
心の底からそう感じました。
いけばな展で私が観たもの
いけばな展を観に行ってきました。
目的はふたつありました。
ひとつは、学生時代から華道を続けている友人の作品を観る。
もうひとつは、私には縁のなかった未知の世界をのぞいてみる。
会場はいくつかに別れていて、メイン会場は劇場型のホールをうまく利用していました。
ホールに入ると、上から全体として鑑賞できます。
座席間の通路の階段を下りて行くと、角度が絶えず変わるので、一段一段違って見えます。
途中で、席に座って鑑賞することもできます。
間近では、個々に作品を鑑賞できます。
ステージ上の作品は、下から見上げる角度でも鑑賞できます。
こういうふうに空間を活かした鑑賞方法もおもしろいなと思いました。
友人の作品も素敵でした。
シンプルな凛とした美しさ。
観る側には、無駄のない美しさ、上品さが伝わってきます。
友人曰く、「シンプルなものほど難しいねん」
誤魔化しが効かないということか・・・。
友人は事もなげに言います。
「学生時代から数十年これだけはずっと続いてる。一生続けていくと思うよ」
華道という私にとっての未知の世界が見せてくれたのは、
友人の大切にしている生き方でした。