日々これ好日
心の花 桜
近くの川沿いの遊歩道の桜並木に、
今、満開を迎えている桜の木がありました。
他にも春の草花が咲いているのに、
桜だけはどうしても撮りたくなります。
日本人の心の花、
それが桜なのかも。
この春は、桜を題材に
日記を幾つか書きました。
これで書き納めになりそうです。
あの人に会いたい
お気づきの方も多いと思います。
何を隠そう私はテレビ好きです。
いちばんの理由は、
こちらから会いに行かなくても、
いろんな人のいろんな考え方に触れられるからです。
人の言動は、自分とは違います。
その違いは何だろう? 違いから学ぶ。
私にとっては、楽しいことなのです。
私の学びの宝庫と言っても過言でない番組があります。
NHK映像ファイル 『あの人に会いたい』 です。
伝記に登場する偉人というイメージしか持っていなかった湯川秀樹をはじめ、
生前の貴重な映像から、その人となりを知ることができます。
たった10分間の番組ですが、なんとなくダラダラと見る2時間番組より、圧倒的に濃い内容です。
大人だけでなく、中高生にもぜひ見てもらいたい番組です。
これからの人生に、ヒントを与えてくれる人物や言葉と出会える10分間になるかもしれません。
NHKアーカイブス 映像ファイル 『あの人に会いたい』
http://www.nhk.or.jp/archives/anohito/index.html
“これまでの放送”にざっと目を通すだけでも価値があると思います!
サン・ジャックへの道
久しぶりのフランス映画です。
『サン・ジャックへの道』 という映画を観ました。
http://www.saintjacques.jp/
仲の悪い3兄弟が母の遺産を相続することに。
その条件として、
スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで、3人一緒に巡礼の旅をすること。
この3兄弟を含め、9人が旅を共にします。
9人の9本の道が、サンティアゴへ通じる1本の巡礼路を舞台に交錯するように描かれています。
美しい風景の中、それぞれが自分の足で一歩一歩進んで行きます。
そこで、ふと思ったのが、
物理的には、歩いて進んでいるけれど、
精神的には、“立ち止まる”ということなのでは?
精神的に立ち止まることで、みなそれぞれの自分を見出しているように感じました。
心のひだをきれいにしてくれるような映画でした。
日本にも聖地はあります。熊野です。
サンティアゴへの巡礼路と熊野古道。
この2つの“道”のみが世界遺産に登録されてる道です。
この映画を観終わると、熊野古道を歩いてみたくなりますよ~。
+++++
映画館には、『サン・ジャックへの道』のパンフレット以外にも、
サンティアゴの巡礼関連の書籍が販売されていました。
その中に、『星の巡礼』 パウロ・コエーリョ著 もありました。
パウロ・コエーリョは好きな作家の一人なので、うれしくなりました。
『アルケミスト 夢を旅した少年 』
『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』
私のおすすめです。
ちなみに、さんまのまんまで俳優の山本未来がゲストの時、
彼のさんまへの手土産が 『アルケミスト』 でした。
気になる人、その他
最近、気になる人がいます。
その人は、豊川悦司。
テレビで放送された映画 『北の零年』では、
志乃(吉永小百合)への愛の表現に、心が熱くなりました。
映像では年齢の差がハッキリわかるのですが、愛する心にはまったく関係ないのです。
うっ、うますぎる・・・。
DVDで観た映画 『フラガール』では、
炭鉱夫役。
炭にまみれた姿は色白なのも吉と出て、
荒々しい男臭さの中に、家族やまわりの人への温かい情を感じました。
今後、どんな姿で、何を表現するのか楽しみな人です。
その他、気になるテレビ番組は、
『時効警察』 http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/
なんとも言えないノリが大好きです。思わず、噴き出してしまいます。
関西では深夜放送なので、大笑いすると危ないです。
深夜、自分の笑い声が予想以上に響き渡ります。
吉本のお笑い系とはちょっと違うので、笑い声も怪しくなり、変な噴き出し方をしてしまいます。
『サラリーマンNEO』 http://www.nhk.or.jp/neo/
“テレビサラリーマン体操”が大好きです。
体を動かすことが好きなので、いっしょに動いてみます。
アクロバチックな動きの時は、ジーッと静止しています。
どのコーナーも、切り口が斬新です。
どちらの番組も、お帰りなさい♪
以上、最近、気になる人とその他でした~。
ベランダに、ひとひら~
昨晩、ベランダに出ると、桜の花びらがひとひら、落ちていました。
自宅の周りに桜の木はないので、
どこかで散った桜の花びらが、風に乗って、ここまでたどり着いたのでしょう。
ひとひらの桜の花びら。
この花びら一枚に、
季節の移り変わりを感じます。生命力を感じます。
と同時に、はかなさや寂しさも感じます。
この花びら一枚で、
桜とわかります。わかる自分に、日本人の持つ感性を感じます。
桜は、
芽吹く頃もよし。
満開の頃もよし。
散り際もよし。
人生も桜と同じように巡っていく、
ということを私に感じさせてくれました。
今朝、ベランダに出ると、ひとひらの桜の花びらは、もうそこにはありませんでした。
仲良しに見えるふたり
2歳になった甥っ子と私です。
わきあいあいとした雰囲気♪
とても仲が良さそうに写っています。
実際、そんなに仲良くもない・・・
っていうか、あんまり仲良くしてくれない!
それでも、うれしいことに
「ばあば」 から 「ねえちゃん」 に昇格?しました~。
私も、叔父や叔母のことを
「○○ちゃん」と名前でずっと呼んでいたけれど、
ちゃんと叔父叔母ということは理解していました。
きっと、甥っ子もわかるのだろう。
今は、わかってないかもしれないけれど。
プロフィールの顔写真以外に、
自分の姿をさらすなんて思いも寄りませんでした。
それにしても、
甥っ子の力は偉大であーる。
ラテン・エアロに挑戦!
先日、妹の家に遊びに行きました。
妹の家はオンデマンドTVなので、チャンネルが豊富です。
中でも興味をそそられたのが、“初級ラテン・エアロ”。
そんなのがあるのか~。
社交ダンスのラテンは、難しそう、激しそう、というイメージなのですが、
初級のラテン・エアロは、チャチャチャ、マンボ、サルサにV字ステップと
はじめてでもなんとかステップを踏むことができました。
上半身の動きもつけて、楽しく、ステップ!
「 動きが硬いで~ 」
と妹に笑われながらも、怪しく動きました。
「 手の動きもやりたい!」
と妹は言いながら、甥っ子を抱っこしたまま、
足のステップだけやっていました。
「 抱っこ交代しようか? 」
そんな優しい言葉はかけません。
だって、おもしろいんですから。
ステップの揺れが心地よかったのか、
甥っ子はいつの間にかグッスリ眠ってしまっていました。
ラテン・エアロはけっこう楽しめます!
オンデマンドの番組でやっていたステップを発見。
しかも、番組の先生と同じ人です。
http://www.central.co.jp/originalprog/6_1.html
幻想的な桜・・・
近くのお寺の桜が満開。
種類はわかりません。
ソメイヨシノでないことはわかります。
大輪の真っ白な花ををつけてます。
風が吹くと、ハラハラと花びらが舞います。
道行く人は、立ち止まってしばし桜を眺めます。
空模様は、
曇りと晴れを交互に繰り返していました。
厚い雲に遮られた太陽は、
不思議な光を放っているように見えます。
空が桜を幻想的に演出しています。
暗峠 くらがりとうげ
先日のプチ・ハイキングでは、大阪と奈良の間にある“暗峠”を通るコースを歩きました。
現在、大阪-奈良間は阪奈道路や鉄道が通っています。
しかし、ずっと昔は、この暗峠を越える山越えの道が、大阪と奈良を行き来する唯一の道だったそうです。
山をひとつ越えるこのコースは、自動車が1台通るのがやっとの道幅の狭さです。
対向車とすれ違うことはできないほど、細くて急勾配です。
この道路、なんと国道です。国道の標識もありました。
奈良から大阪へ向かうよりも、大阪から奈良へ向かう行程のほうが、坂道がきついので覚悟を!
昔の人は、この道を自分の足で歩いて移動していたのかと思うと、
夜道は怖かっただろうな、山賊が出没してもおかしくない、とか想像が膨らみます。
昔の旅と現在の旅は、まったく違う感覚なのではないでしょうか。
昔は旅といえば、お伊勢参り。
日本各地から何日もかけて伊勢を目指します。
写真はない時代、あっても絵ぐらいでしょう。
どんな場所か想像したり、道中のことをあれこれ考えたりしながら、
行った人や噂で伝わってくることを情報源にしていたのでしょう。そして旅に出る。
旅から戻って、旅の話をする。
聞く人は、想像して思いをめぐらせる。
現在は、写真も映像もあります。テレビや本、さまざまな形で、旅の情報を得ることができます。
移動手段はいくらでもあります。速くて楽です。日本国内、近くの海外も、その日に到着します。
話を聞いても、テレビで見た映像や知識があるので、その映像を思い浮かべます。
想像力を働かせることは少ないように感じます。
旅の体験や、その体験談を聞く人の想像力の広さや深さは、今と昔ではまったく違うような気がします。
感じる力や想像する力には、個人差だけでなく、生きた時代にも違いがあらわれるのではないでしょうか。
筋肉痛のお尻をいたわりながら、こんなことを考えていました。
広告も春めいて
電車に乗ると、額面広告や中刷り広告に目が行きます。
最近は、つり革にも広告がされていますが、専門用語では何と言うのでしょう。つり革広告かな?
先日、乗った車両では春を感じました。
広告は全部違う企業のものなのですが、どれも春らしい色合いやデザイン、
春にあわせてアレンジを効かせたキャッチコピーでした。
車内には、どことなく春めいた柔らかな雰囲気が漂っていました。
新芽のごとく私の好奇心がムクムクと出てきました。
そこで、乗っている車両の端まで移動し、さっき見た反対側から中刷り広告(裏面)を見てみました。
反対側の面(裏面)の広告は、バラバラな印象で季節感なし。
同じ車両でも位置によって、まったく感覚が違います。
面白い発見でした。
意図して春らしい広告を集めた、というわけでもなさそうです。
手間はかかっても、季節感や全体を通して、乗客に何かメッセージを投げかけるのも面白いな、と思います。
車両全体が同一の広告というのにも飽きてきましたから。
それぞれの広告を見るのも楽しいですが、全体で楽しむのもいいものです。
自分なりの電車での楽しみ方がひとつ増えました。