2010年

人生を豊かにする読書とコーチング


昨年の日々これ好日でも書きましたポール・ギャリコの『雪のひとひら』
この本をお貸ししていた知人で大先輩のNさんから、うれしいメールが届きました。
とても良い本で、何よりもタイムリー。
気負った生き方をしていた自分に気づき、もっと自然体でいこう。
そう思われたとのことでした。
そして、他の人にも薦められたそうです。
Nさんのお役に立つことができた私は、うれしい気持ちでいっぱいです。
Nさんのすっきりした顔が浮かび、それだけで幸せな気分になります。
喜びや幸せは、自分ひとりよりも、
他の人と共有したほうが何倍にも増します。
“今、Nさんにこの本を読んでもらいたい” 直感が知らせてくれました。
なんでもかんでも自分が良いと思ったものを相手に薦めるのではなく、
その人の状況や心情に合ったものを薦めることは、コーチングでも重要です。
その人にあった何か(お薦め)は、やはり直感が知らせてくれます。
読書は人生を豊かにするサポートをしてくれます。
サポートはしてくれますが、実践し、豊かな人生にするのは自分自身です。
コーチも人生を豊かにするサポートをしてくれます。
サポートはしてくれますが、実践し、豊かな人生にするのは他の誰でもなく、
自分自身です。


日舞を観ながら、思ったこと


先週末は、妹に誘われて、日舞を観に行ってきました。
妹の知り合いが出演するとのことで、
腰ぎんちゃくのように着いて行った次第です。
会場は国立文楽劇場。
立派な劇場で本格的なものでした。
私は妹の知り合いの人のことを知らないけれど、
知っている妹にとっては、ふだん見たことのない彼女の姿を見るわけです。
それって、いいな♪ と思います。
その人の別の側面を体感することで、
妹の中で、その人の新しい一面が加わり、その人がさらに立体的になっていくわけです。
人は多面体。
私なんか、彼女の舞う姿しか知らないわけです。
彼女のおしろいで白くお化粧した顔しか見ていないから、
悲しいかな、彼女のふだんの顔は浮かびません。
会っても間違いなく分かりません。
妹は、ふだんの彼女も舞う彼女も両方知っているから、立体的です。
肝心の舞台の話からかけ離れた話題になってしまいました。
ひとつ言えることは、
日舞という触れたことのない世界を垣間見て、
私の中の何かが刺激されて、出てきた話題だったのは間違いありません。


コーチング勉強会にて


先日、久しぶりにコーチングの勉強会に参加しました。
コーチングを学び始めた頃は、さまざまな人と出会うことで、
より多くのことを吸収したくて、いろんな場に足繁く通っていました。
当時は前職を退職し、コーチングを学びながら、
これから何をやっていきたいのかを明確にし、前進していこう!
という状態でした。
まあ、ゆっくりやっていこうか。
と思っていたのも束の間、
コーチングを学び始めたら、コーチングの面白さや人の可能性に触れ、
コーチという道をどんどん進んでいくとことになり、現在に至ります。
勉強会でコーチ仲間と一緒に学びあう時間は、
コーチングを学び始めた頃と同じように大切な時間だと再確認しました。
私の持っていない視点に出会い、
コーチ仲間たちのキラッ☆と光る強みに触れ、
私の強みも再確認し、私はありのままの私で進んでいこう、
自分自身のスタンス(あり方)を再確認して帰ってきました。
また、ステキな人たちとの新しい出会いもあり、
このご縁も大切にしていきたいものです。


卒業式


卒業シーズンですね。
卒歌ランキング1位は、レミオロメンの『3月9日』だとか。
レミオロメンの曲は『粉雪』ぐらいしか知らない私ですが、
『3月9日』というタイトルに興味をそそられ、youtubeで聴いてみました。
心地よいメロディーですね。
私の小学校の卒業式は、たしか山口百恵の『いい日旅立ち』だったような。
講堂で何回も練習した覚えがあります。
中学や高校はよく思い出せませんが、
ユーミンの『卒業写真』やイルカの『なごり雪』、3年B組金八先生の主題歌・
海援隊が歌う『贈る言葉』などが卒歌でした。
尾崎豊の『卒業』なんかも流行っていたと思います。
尾崎豊の歌声や歌う姿が、心に痛々しく響き、しんどくなるので
好んでは聴きませんでした。
卒歌は時代によって変化していきますが、
誰もが経験する“卒業式”という空間に流れるそれぞれの曲には
何かしら共通のものを感じます。
うまく言葉にならないけれど、大事にしておきたい何かがあるように思います。


Gmailを使い始めました


3月からGmailを使い始めました。
迷惑メール対策にもなりますし、携帯でメールチェックもできるそうです。
“できるそうです”と言うのは、
試しに携帯でメールをチェックしようとしたら、文字化けしてしまったからです。
恥ずかしながら、使いこなせていない状況です。
まだまだ慣れていませんが、少しずついろいろな機能を便利に使えるように
なれればと思っています。
他には、Googleリーダーも使っています。
読みたいブログを登録しておくと、更新されたブログが一目瞭然です。
Internet Explorer のお気に入りにズラリとブログを並べなくてすむので、
スッキリと整理できます。
グーグルでは、Doodle 4 googleという小中学生対象のデザインコンテストも
開催されています。http://www.google.co.jp/intl/ja/doodle4google/
グランプリには学校へのPC助成金が贈られるようで、こういった活動にも好感が持てます。


自動販売機


自動販売機で飲み物を買っている人の横を通りかかりました。
お金を入れると、
「おはようございます」
ボタンを押すと、
「ありがとうございました」
出てきた飲み物を取ると、
「いってらっしゃい!」
最近の自販機は、とにかくよくしゃべります。
しかし、自販機に向かって、
「おはようございます」 「どういたしまして」 「いってきます!」
返事をしている人は見かけたことがありません。
いたとしたら気持ち悪いです・・・
こうした一方通行の会話に慣れてくると、
普通にお店で買い物をして、店員さんがこの自販機と同じことを言っても、
返答しなくなるのが当たり前になりそうです。
すでにそうなりつつあるように感じます。
人とのナマの会話には敏感でいたい、反応する自分でいたいものです。
さらに進化系自販機は前を通りかかっただけで、
「お飲み物はいかがですか?」
とキャッチセールスするとか。
こちらにも敏感に反応してしまいそう・・・


バンクーバーオリンピック スピードスケート男子


旬を過ぎてしまったバンクーバーオリンピックですが、
忘れられない印象に残ったシーンのことを今日は書いてみます。
会期の初めのほうで行われたスピードスケート男子500メートル。
そうです!日本が銀と銅をとったあの競技です。
私の忘れられない選手は、その日本選手たちではなく、
どこかの国の、名前も忘れてしまいましたが、長年選手を続けてきて、
この競技の頂点に何度も立ったことのあるベテラン選手です。
このオリンピックを最後に、引退を表明していたようです。
最後のオリンピック、最後のレースは、
彼にとって満足のいく結果ではなかったようでした。
レース後、その選手の姿がずっと映されていました。
涙こそ流してはいないけれど、目を真っ赤にし、何かをかみしめるような姿に、
最近読んだジャック・ロンドンの短編小説『一枚のステーキ』の主人公のベテラン・
ボクサーの姿が重なりました。
(『一枚のステーキ』は、『火を熾す (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン)』に
収録されています)
長年の経験に裏打ちされた熟練の技術は持っている。
しかし、以前は持っていたけれど、今は持ちたくても持てない若い肉体に宿る
伸びやかでみずみずしい筋肉に、最終的には勝つことができない。
ベテランのスケート選手もボクサーも、
かつては、若くすばらしい筋肉を持った選手だったのです。
若い時は、年をとった時のことを想像すらしません。
しかし、メダルを手に入れた素晴らしい身体能力を持った選手たちにも、
この現実は等しく訪れます。
人は一生をかけて変化していきます。
発達する部分もあれば、衰えていく部分もあり、変化していきます。
そういうふうにできています。
その変化の狭間で何かをかみしめるように感じているベテラン選手に
私は心動かされたのかもしれません。
バンクーバーオリンピックの忘れられないシーンでした。

※『火を熾す』についても書いています。興味のある方はご覧ください。
http://www.a-relation.com/diary/2010/01/post_353.html


内発を起こす


昨日はクライアントCさんからのご依頼で、
コーチングセミナーを開催しました。
CさんとCさんの友人のお二人がすべて取り計らってくださったので、
セミナーの内容を考えることのみに集中できました。
皆さんの現状にぴったり合った内容だったと好評でした。
コーチングが初めてという方がほとんどだったのですが、
意欲も意識も高い方ばかりで、しっかり学びあえる場となりました。
高まったモチベーションを
お仕事で発揮していただけると嬉しいです。
また、終了時の皆さんの笑顔がとてもステキでした。
それは、コーチングという外のものを取り入れたからではなく、
他の参加者の話を聞き、自分のことを話し、自分のことを知り、
内発が起こったからです。
内発が起きると、
その人の中にある輝きが、内では収まらないほど外に光を放ち始めます。
その人の中にある、ほんの小さな輝きも見逃すことなく、見つけるのが大好きです。
昨日の皆さんも全員もれなくキラッキラッ☆と輝きを放っていました。


なら瑠璃絵


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なら瑠璃絵に
行ってみました。
燈花会の暖色もきれいですが、瑠璃絵の瑠璃色の青色系もきれいでした。
カメラの性能と撮影技術が低いため、美しさを伝えきれない写真ばかり。
手振れのこの1枚が、少しばかり幻想的に見えるのではないかと・・・

<しあわせココア>を販売していましたが、バレンタインデーのこの時期、
<しあわせホットチョコレート>なんていうのがあってもいいかな★な~んて思いました。


井出伸之さんの1冊 ~私の1冊 日本の100冊


バンクーバー・オリンピックが開幕。
深夜、今何か競技やっているかな?とテレビをつけてみると、
元ソニー会長の井出伸之さんが話している映像が飛び込んできました。
NHKの『私の1冊 日本の100冊』
ステキな番組を見つけた私はガッツポーズ!! (古い??)
井出さんの1冊は、
『生命を捉えなおす―生きている状態とは何か (中公新書)』
“会社はひとつの生命体”と捉える。
この捉え方は、会社だけでなく、すべての存在・事象に通じるように思います。
ちょっと難しそうなので、じっくり読んでみたい本です。
この番組の魅力は、各方面で活躍する紹介者が、
紹介の1冊から何をどう感じたのかダイレクトに伝わってくるところです。
その人の生き方も垣間見れます。
(井出さんしか見ていないのですが・・・)
普段、読まない分野の本の魅力を聞くことで、読書の幅も広がりそうです。
また、隔週の放送というのも絶妙です。
視聴者が紹介の本を読むと仮定すると、
忙しい現代人にとって、毎週1冊読み終えるのは難しいかもしれません。
2週間に1冊ぐらいだと読めそうです。
次は誰のどんな本だろう?と読書欲も刺激されます。
1ヶ月に1冊の放送だと、放送自体忘れてしまいそう~。
私の母がこう言っていました。
「学校では勉強は教えてくれるけれど、
   考え方や感性は、小説とか読んで自分で勉強するしかない」
本を読むことで感性を磨いて、心豊かな人生を送りたいものです。
心豊かに生きるサポート的番組を発見したことに大満足。
バンクーバーは何処へやら~。一体何だったの~。


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